2016.08.05
朝日ファミリーデジタルに、「夏の夜の夢」公演レポートが掲載されました!
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ 兵庫県立芸術文化センターが魅せた「夏の夜の夢」
(Asahi Family Digitalのサイトが開きます)
2016.08.02
7月31日、歌劇「夏の夜の夢」が千穐楽を迎えました。
客席はスタンディングオベーションとなり、鳴り止まない熱い拍手の中、佐渡監督、出演者たちが何度もカーテンコールに応じました。
日本では上演される機会の少ないオペラ「夏の夜の夢」、おかげさまで全6公演、連日満席のお客さまから多くのご好評のお声をいただきました。
ご来場くださった皆さま、ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございました!
2016.07.28
7月27日には、「夏の夜の桂文枝落語会」が開催されました。
オペラの期間中、オペラのセットの上で、今度は落語の上演。しかも、高座に上がるのは桂文枝やゲストの春風亭小朝など、なんとも豪華な面々。こちらも前代未聞の、またとない落語会となりました。
ゲストの春風亭小朝。ティターニアのベッドルームのセットで、「池田屋」を高座にかけました。
トリを飾るのはもちろん、桂文枝。森のセット上に組まれたのは、この日のために作られた特製の高座。
セットにあわせ、「栴檀の森の怪」を披露しました。
2016.07.27
7月23日に、「魔夏の夜のジャズ」が開催されました。
オペラの期間中、オペラのセットを残したまま、その上で演奏を行うという前代未聞のジャズ・フェスティバル。まさに日本を代表するジャズ・ミュージシャンたちが3組、総勢16名集結し、それぞれにスタイルの違うジャズの演奏を披露。満席の会場は熱狂に包まれました。
最後は、アンコールでプレイヤーが勢揃い。後にも先にも本当に一夜限りの、奇跡の顔合わせが実現しました。
第1部は「オールスター・ジャムセッション!」
オペラ中の、ティターニアのベッドルームのセットをバックに、モダン・ジャズの極みを魅せました。
第2部は「北村英治カルテット」
オペラでの劇中劇のセットを使い、心地良いスウィング・ジャズを聴かせてくれました。
第3部は「山下洋輔スペシャル・セクステット」
森のセットの中でのフリー・ジャズ。今回のために用意した新作「夏の夜の夢」も披露してくれました。
アンコールは、一同勢ぞろいしての「サマータイム」で大喝采のうちに幕を下ろしました。
2016.07.23
7月22日に、「夏の夜の夢」が初日を迎えました。
第1幕より
妖精の世界と人間の世界を行き交う不思議な物語を、幻想的で美しい音楽でつづった、まさに夢のような舞台。満席のお客様にも大好評の拍手をいただきました。
これからご覧いただく方も、どうぞお楽しみになさってください!
カーテンコール
2016.07.22
毎年恒例!オペラ前夜祭が、21日、センター前の高松公園で開催されました。
開幕は、中学生のみなさんの演奏から。地元西宮から瓦木中学校、平木中学校、深津中学校、そして篠山市から篠山東中学校の4校、計約140名が参加。今年も前夜祭に駆けつけた佐渡監督の指揮により、合同演奏で「アフリカン・シンフォニー」も演奏されました。
続いて、2015年度LALALAミュージシャンコンテストでグランプリを受賞した“パレス”による、バンドとダンスが融合したパフォーマンスでヒートアップ。お客様参加のクイズコーナー「にしきたミステリー」では、にしきたの不思議をもとにしたクイズで盛り上がりました。
「さきどり!『夏の夜の夢』」では、オペラ本公演の1コマをちょっとさきどり。
地元の方々が『夏の夜の夢』で職人たちが演じる劇中劇を披露。
『夏の夜の夢』ハイライトコンサートにもご出演されていた、髙嶋優羽さん、諏訪部匡司さんが
『夏の夜の夢』より数曲を歌い、高松公園が美声に包まれました。
最後は、こちらも恒例の「にしきたずっと節」。佐渡監督も、ご来場のみなさんといっしょに踊りました。
2016.07.22
21日、開幕直前のKOBELCO大ホールで、ワークショップ&バックステージツアーが開催されました。どのような意図で今回の『夏の夜の夢』が創られてきたのか、そのポイントが解説されました!
【出演】
アントニー・マクドナルド(演出、舞台装置デザイン・衣裳デザイン)
ヴォルフガング・ゲッベル(照明デザイン)
ルーシー・バージ(振付・ムーヴメントディレクター)
佐渡 裕(指揮、兵庫県立芸術文化センター芸術監督)
【司会】 小栗哲家(プロデューサー)
まず、このプロダクションの特徴として、妖精の役を日本人が日本語で歌い、人間の役を海外キャストが英語で歌うということがあります。それにより、この二つの世界の違いがよりくっきりとした、と演出のマクドナルドさんは言います。
また、「森」というのもこの作品の大事なキーワード。森は、シェイクスピア劇にはよく登場しますが、もうひとつの別の社会=人間が自分自身を失い、また発見する場所でもある、というマクドナルドさん。ちなみにイギリスで森というと、オークの木(枝が広がっている)が多いのだそうです。マクドナルドさんは、演出・デザインにあたり、この「森」というものをひとつのキャラクターとして、ビジュアル化することを考えたといいます。
最後のシーンは・・・どうなるかは観てのお楽しみですが、この『夏の夜の夢』が劇場そのものについての作品であることを象徴し、創造性を賛美する、という意図があるのだそうです。
森の背景を使って、照明のデモンストレーションもされました。同じ背景でも、照明ひとつで時間や、場の状況を表現しているということが、ゲッベルさんから説明されました。
振付、ムーヴメントディレクターのバージさんによる細かなステージングも、今回の見どころです。特に、児童合唱の子どもたちの動き、職人たちの踊りの場面は、難しくもありましたが、とてもこだわったポイントだそうです。
その後、佐渡監督が登場し、音楽的な解説もされました。ブリテンの音楽を愛してやまないという佐渡監督。ブリテンと他の作曲家との音楽的なつながりなど、興味深い話が聴けました。
2016.07.17
2016年は、英国の偉大な劇作家・詩人、ウィリアム・シェイクスピアの没後400年にあたります。
英国の公的な国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルは、GREATキャンペーン(*)のパートナー、世界中の多種多様な団体の協力・提携により、シェイクスピアを讃えるグローバル・プログラム「Shakespeare Lives(シェイクスピア・リブズ)」を展開しています。
この世界的なプロジェクトのイベントの一つとして、本公演・歌劇「夏の夜の夢」が登録されています。
★詳しくはこちら
*GREATキャンペーン…英国のもつさまざまな可能性を全世界で紹介する、英国政府によるキャンペーン
「Shakespeare Lives」は、全世界で開催されているシェイクスピアのお祭りですが、
芸術文化センターでは、「夏の夜の夢」に関連したお祭り「マジカル・ミステリー・サマー・プロジェクト」を開催中!
残る公演は・・・
・
花形狂言2016「おそれいります、シェイクスピアさん」 7/18(月・祝)1:00PM/4:00PM
・
魔夏の夜のジャズ 7/23(土)5:00PM
・
シェイクスピアも笑い出す夏の夜の桂文枝落語会 7/27(水)6:30PM
こちらもお観逃しなく!
2016.07.12
あっという間に、「夏の夜の夢」開幕まであと10日。
東京での稽古を重ねてきたキャスト、スタッフたちも7月はじめに兵庫入りし、初日に向けてまっしぐらです!
7月のはじめに行われた児童合唱稽古の様子。
20人の児童合唱メンバーと、ティターニア役の森谷真理さん。
舞台に設営しているものは・・・?!
こちらが壮大な舞台装置の礎となるのです。
稽古の活況や、装置・衣裳の全貌をもっとご覧いただきたいところですが、あとは見てのお楽しみです!
どうぞご期待ください。
そして!こちらでもご紹介しましたが、
現在、演劇映画「夏の夜の夢」が、塚口サンサン劇場にて上映中です!
トニー賞受賞演出家ジュリー・テイモアによる舞台がダイナミックに収められた傑作。
実は原作をよく知らない…という方も、
オペラ&舞台で「夏の夜の夢」の世界にどっぷり浸りたいという方も、
この機会にぜひご覧ください!
上映は7/15(金)までです。どうぞお観逃しなく!
2016.07.09
今年もプロデュースオペラ本公演の開幕前夜、にしきたの街をあげて
オペラを盛り上げる「前夜祭」を開催いたします!
歌あり、踊りあり、もちろんおいしい屋台もあり!ぜひみなさまお越しください♪
また前夜祭に先がけて、オペラウィークも開催します。さまざまな企画・イベントを予定しております。
どうぞあわせてお楽しみください!
2016.07.05
『夏の夜の夢』公開リハーサル&ワークショップは、6月24日(当日消印有効)をもって応募を締め切りました。
今回も定員(公開リハーサル:400名、ワークショップ:500名)を上回るご応募をいただき、厳正な抽選により、ご来場者を決定いたしました。
応募総数
◎公開リハーサル
20日(水) 2,366通(参加希望人数:4,379名)
◎ワークショップ
21日(木) 562通(参加希望人数:1,076名)
結果は、公開リハーサルにご応募いただいた皆様へは7月3日(日)に、ワークショップにご応募いただいた皆様へは7月4日(月)に、返信ハガキを投函し、お知らせしております。
たくさんのご応募ありがとうございました。
2016.06.23
オペラを楽しく予習できると大好評のプレ・レクチャー。今年の第3回目が6月21日に開催されました。
今回の講師は、オペラ『夏の夜の夢』でスナウト役を演じる、テノール歌手のフィリップ・シェフィールドさん。ブリテンの本国 英国の歌手として、その音楽の魅力を語ってくださいました。
ブリテンの音楽について、子どもの頃から『シンプル・シンフォニー』などをオーケストラで演奏し、その音楽に馴染んでいたというシェフィールドさん。ブリテンは児童合唱のための作品も多く、それらを学校で歌うことも好きだったとか。歌手として活動を始めてからは、ブリテンのオペラにも多数出演されています。
本レクチャーでは、本公演のオーベロン役・藤木大地さん、PACオーケストラの青木宏朗さんの特別出演による実演と音声、映像も多数交えて、ブリテンがどのように効果的に音楽づくりを行っているか、イギリス人歌手ならではの視点で、分かり易く解説していただきました。
講師のフィリップ・シェフィールドさん。
左から、ピアニスト:梁川夏子さん、ホルン:青木宏朗さん(PACオーケストラメンバー)、テノール:フィリップ・シェフィールドさん。
曲は、「テノール、ホルンと弦楽のためのセレナード」より“ノクターン”と“エレジー”。“ノクターン”では、ホルンが遠く、近くに響く角笛の音を表現し、テノールがそれに応える、という構成。“エレジー”は蝕まれたバラをテーマにした詩で、ホルン、歌ともに半音階の音形で、病的な雰囲気を表現するのが特徴です。ホルンにとっての難曲を、青木さんが見事に演奏されました。
本公演の妖精王オーベロン役 藤木大地さんが、作品中のアリアを聴かせてくださいました。
「オーベロンはカウンターテナーにとって非常に重要な役。そして『夏の夜の夢』は、カウンターテナーが(バロック時代のオペラで活躍した後、)歴史的に、再び脚光を浴びた大事な作品です。」という藤木さん。原語である英語では「100万回くらい歌った」というアリア“向こうの土手に草が茂る”を、前半は英語、後半は今回の上演で歌われる日本語で披露。続いて “目を覚ましたとき最初に見るものがおまえの恋人”を歌われ、満場の拍手に包まれました。
2016.06.19
今年のオペラは「夏の夜の夢」。原作はウィリアム・シェイクスピアの書いた戯曲です。
オペラに向けて、シェイクスピアを楽しく学びましょう!
金城盛紀(神戸女学院大学名誉教授)によるシェイクスピア勉強会<全2回> 講師:金城盛紀(神戸女学院大学名誉教授) 参加費:無料 主催:西北活性化協議会 (アクタ西宮振興会、にしきた商店街、阪急西宮ガーデンズ、兵庫県立芸術文化センター) |
2016.06.15
4月より、オペラ「夏の夜の夢」について様々な角度からご紹介してきた
プレ・レクチャーシリーズもついに最終回。
オペラ開幕まで1ヶ月と迫った今回は、ブリテンと同じイギリス人の出演者、フィリップ・シェフィールド氏(職人スナウト役)による、ブリテン音楽の真髄や作品の魅力を生演奏や映像を
使って盛り沢山でお届けします。
そして、このレクチャーのために駆けつけてくださる素晴らしい出演者が決定しました!
オペラ以外のブリテンの美しい歌曲も聴ける貴重な90分!是非お越しください。
講師:フィリップ・シェフィールド(「夏の夜の夢」スナウト役/テノール)
出演:藤木大地(「夏の夜の夢」オーベロン役/カウンターテナー)
青木宏朗(兵庫芸術文化センター管弦楽団 コアメンバー/ホルン)
梁川夏子(ピアノ)
フィリップ・シェフィールド (テノール) | 藤木大地 (カウンターテナー) |
青木宏朗 (ホルン) | 梁川夏子 (ピアノ) |
2016.06.15
公演まであと1カ月と少し。海外からの出演者たちが来日し、6月13日にいよいよ稽古が開始されました!稽古初日の様子を速報でお伝えいたします。
装置や衣裳について説明をする演出・美術のアントニー・マクドナルドさんと、耳を傾ける出演者たち。
早速、稽古開始。職人たちの劇中劇の場面から。
稽古をつけるのは振付、ムーヴメント・ディレクターのルーシー・バージさん。
初日からかなり激しい動きです!
2016.06.04
原作のお芝居を復習しておく良い方法はないかしら?とお悩みの皆さんに朗報です!
シェイクスピア没後400年にあたるシェイクスピア・イヤーを記念して、7/3(日)神戸朝日ホールと、7/9(土)~15(金)塚口サンサン劇場にて、演劇映画『夏の夜の夢』の特別上映が決定いたしました。
2014年、ニューヨーク・ブルックリンで上演され、評判を呼んだ舞台『夏の夜の夢』を映像化した作品で、今年の東京での上映では、高い評価の口コミにより満席が続出したヒット作です!
トニー賞受賞演出家ジュリー・テイモアが織りなす独創性あふれる舞台を、動くカメラを含む複数のカメラで捉え、役者のリアクションやクローズアップなど、生の舞台では目の届かないシーンも余すところなく収録。舞台のダイナミックさはそのままに、登場人物たちの心を深く映し出した、感情を揺さぶられる作品になっています。
同じ文学作品のオペラ版と舞台版を、短い期間に続けてご覧いただける希少な機会です!オペラ『夏の夜の夢』の前に、舞台版『夏の夜の夢』で一足先に魅惑の世界に浸ってみてはいかがでしょう?
シェイクスピア・イヤーの夏を、目いっぱいお楽しみください。
【上映情報】 詳しくはこちらをご覧ください。
※画像クリックで、それぞれのチラシPDFが開きます
◆神戸朝日ホール 2016年7月3日(日) ★『ハムレット』との連続上映! 10:00~ 『夏の夜の夢』(終映 12:30) 13:30~ 『ハムレット』(終映 17:00) チケット発売中!ご予約はこちらから |
(PDF/1.41MB) |
◆塚口サンサン劇場 2016年7月9日(土)~15(金) 詳しくは塚口サンサン劇場のWEBサイトをご覧ください。 |
(PDF/1.32MB) |
2016.05.27
オペラ『夏の夜の夢』をより深くお楽しみいただくため、各方面で活躍する講師を招いて作品を解説する「ワンコイン・プレ・レクチャー」。好評の第1回に続き、第2回が5月25日に開催されました。
講師は、オペラ研究家として音楽雑誌での執筆、大学等での講義に多忙な岸純信さん。昨年の『椿姫』プレ・レクチャーでも大好評でした。今回は、オペラ『夏の夜の夢』の作曲家ベンジャミン・ブリテンの生涯や人となり、ブリテンの他のオペラの映像を交えた音楽の紹介、『夏の夜の夢』の特徴などをお話しされました。
お話の内容を少しだけご紹介します。
ブリテンは20世紀の英国の作曲家。英国ではオペラが盛んではありましたが、真に世界的な規模で名作オペラを世に送り出した純粋な英国人作曲家は、17世紀のヘンリー・パーセル以来、ブリテンのみでした。
彼は、アマチュア歌手であった母親の影響で音楽を始め、早くから作曲の才能を示していました。1945年に第2作目となるオペラ『ピーター・グライムズ』で大成功をおさめ、その後発表したオペラの多くも大成功。英国を代表する作曲家として世界に認められる存在になります。第10作目のオペラが『夏の夜の夢』(1960年初演)でした。同性愛者としても知られており、テノール歌手のピーター・ピアーズとは生涯のパートナーとなります。
ブリテンの音楽は歌の難易度が高く、複雑な音形が使われているものが見られます。また、テノールやカウンターテナーの高音域で妖しい美しさを表現する手法もひとつの特徴です。
『夏の夜の夢』でも、カウンターテナーが妖精王オーベロンを歌います。その妃ティターニアの高音域ソプラノがカウンターテナーに負けない妖しさを醸し出し、児童合唱の高度なコーラスの幻想的な美しさも特徴的。オーケストラでは弦楽器による妖しげな音形が使われ、チェンバロやチェレスタ、グロッケンシュピール等の楽器で透明感のある響きが生み出されます。
ブリテンという作曲家をご存じないというお客様も多くいらっしゃったかと思いますが、講演後には、「分かり易かった」「公演がますます楽しみになった」とのお声を多数いただき、大好評でした。
講師:岸純信さん
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プレ・レクチャー第3回(最終回)は6月21日。残席僅かです。お早めに!
講師:フィリップ・シェフィールド(オペラ出演者/スナウト役)
「英国人歌手は、なぜブリテンがお好き?」
公演の詳細・チケットのご購入はこちらから
2016.05.27
4月 芸術文化センターから始まったハイライトコンサート。
洲本、篠山、多可町と大勢のお客様にお越しいただき、ご当地ネタ?や会場参加コーナーも
大盛り上がりの中、公演を続けてきた県内ツアーがいよいよ29日(日)、
太子町あすかホールにて千秋楽を迎えます。
チケットが取れなかったお客様も、もう一度ご覧になられたいお客様も、
最後のチャンスです!
姫路からひと足伸ばしてスグ!ぜひお越しくださいませ!
5/29(日)2:00PM 太子町立文化会館 あすかホール 079-277-2300
アクセス: http://www.town.hyogo-taishi.lg.jp/soshikikarasagasu/bunnkakaikan/1419245220692.html
2016.05.25
『公開リハーサル』 佐渡監督のプレトークあり
7/20(水)2:00PM(終演 5:00PM予定) 参加者各400名
シェイクスピアの名作「夏の夜の夢」がファンタジックなオペラに!!佐渡裕芸術監督が夢の世界へお連れします!その前に…本番へ向けての緊迫した舞台総稽古を一緒に盛り上げませんか。公演直前の総仕上げ、本番通りの衣裳で行われる最終リハーサル(ゲネプロ)に参加できる貴重な機会です!!
オペラ創造ワークショップ『夏の夜の夢』&バックステージツアー
7/21(木)3:00PM 参加者500名
翌日に公演初日を控えた劇場で、オペラを創造する現場スタッフが制作秘話を語ります!!
普段見ることのできない制作の裏側をのぞき見ることができるバックステージツアーも実施!
本番がより楽しいものになること間違いなし!!
【応募要領】
●応募資格:一般(小学生以上)
●入場料:無料
●応募方法:往復ハガキでお申込みください。ハガキ1枚につき2名様まで申込みできます。
応募は1組1通限り。
往信面に①希望日②郵便番号・住所・電話番号③氏名・年齢(1名または2名様分)
ハガキの返信宛名面に返信先(住所・氏名)を記入し、下記宛先までお送りください。
〒663-8204 西宮市高松町2-22 兵庫県立芸術文化センター ○○○○係
※希望のイベント名(公開リハーサル または ワークショップ)を記入
例)公開リハーサル 係
●締切:6/24(金)当日消印有効 結果は7/6(水)までに返信ハガキでお知らせします。
*公開リハーサル、ワークショップ両方をお申込みの方は、往復ハガキを2枚ご用意ください。
*応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
*当日は当選ハガキをご持参ください。(代理不可)
*今回のご応募で得た個人情報は抽選にのみ使用し、使用後はすみやかに破棄いたします。
2015年「椿姫」オペラ創造ワークショップの様子
2016.04.26
オペラの“ええとこ”をぎゅぎゅっと凝縮し、ダイジェストで作品が楽しめる、毎年大好評のハイライトコンサートが、4月20日、21日に兵庫県立芸術文化センターで、24日に洲本市文化体育館 文化ホールで上演されました。
関西で活躍するオペラ歌手4名=ソプラノの藤原未佳子さん、髙嶋優羽さん、テノールの諏訪部匡司さん、バリトンの西村圭市さんが恋心のもつれあう男女を演じ、野田秀樹作品などに出演している気鋭の俳優・川原田樹さんが妖精パックに扮して熱演。そして一昨年、昨年のハイライトコンサートでも好評を博した伊原敏行さんの解説も交えながら物語は進行し、最後は美しい四重唱に彩られたハッピーエンドで閉幕。
ともに満席のお客様のなか、大盛況の公演となりました。
本公演の県内ツアーはまだまだ続きます。
詳しくは各会場まで!お観逃しなく!
・篠山公演 4/29(金・祝)2:00PM 篠山市立たんば田園交響ホール 079-552-3600
・多可町公演 5/14(土)2:00PM 多可町文化会館 ベルディーホール 0795-32-1300
・太子町公演 5/29(日)2:00PM 太子町立文化会館 あすかホール 079-277-2300
複雑な四角関係を抱えながら、森に迷い込んだ4人の男女。パックの活躍で?最後はめでたし、めでたし。
左から:西村圭市さん(ディミートリアス)、髙嶋優羽さん(ヘレナ)、
諏訪部匡司さん(ライサンダー)、藤原未佳子さん(ハーミア)、
中央奥:川原田樹さん(パック)
ロバ男、登場?!
右は川原田樹さん(パック)
お客様参加のコーナーも盛り上がりました。
お話は伊原敏行さん、ピアノは梁川夏子さん。演出を手がけたのはバリトン歌手の木村孝夫さん。
2016.04.06
オペラをよりお楽しみいただくために、様々な角度から解説し、毎年好評をいただいているワンコイン・プレ・レクチャー。今年の第1回目が4月5日に開催されました。
今回の講師は、シェイクスピア翻訳の第一人者で、本プロダクションでも訳詞を担当される松岡和子さん。『夏の夜の夢』という戯曲の構造やテーマについての解説から、過去に行われた上演のご紹介など、盛りだくさんの内容でした。
「構造」という点に関しては、人間と妖精、宮廷・街と森、現実と夢など、相対する世界が表裏背中合わせとなっていることなどを解説。そして、心理学者で元文化庁長官の故・河合隼雄氏の言葉も紹介しながら、登場人物のグループ(妖精、宮廷人、恋人たち、職人たち)、物語の進行(不和や死から、混乱、和解という流れのなかで「危機に瀕した愛の回復」が描かれる)が、意識と無意識のレベルの重層構造を持つことなどを、図を使って分かり易くご説明されました。
その上で、過去に行われた上演について、なかでも1970年にイギリスで初演されたピーター・ブルック演出による『夏の夜の夢』の特徴などを映像も交えて詳しく解説。シンプルな装置や衣裳、異なる世界を重ねる表現、当時としては革新的なせりふ回しなど、この演出は世界中で衝撃を与え、73年には日本でも上演されていて、今回の演出家のアントニー・マクドナルド氏も大きな影響を受けたといいます。ほかにも蜷川幸雄氏や串田和美氏、森新太郎氏といった日本の演出家の作品もご紹介されました。
11:00の回には佐渡裕芸術監督がサプライズ出演。
作曲家ブリテンの、意外な日本とのつながりなど、興味深いお話をしていただきました。
2016.03.19
オペラ『夏の夜の夢』は、2月の発売以来、おかげさまで多くのお客様のご予約をいただき、残席はわずかとなっております。
『夏の夜の夢』の世界をもっと楽しみたいという方は、オペラ以外の関連企画や、県内各地の会場でのプレ事業もございます。ぜひお越しください。
■オペラ『夏の夜の夢』ハイライトコンサート~ええとこどり!《県内ツアー》
オペラ『夏の夜の夢』の音楽をハイライトで楽しめる贅沢企画!
芸術文化センター公演は好評につき完売いたしましたが、県内各会場では残席がある公演もございます。
※県内公演についてのお問い合わせは各会場へお願いいたします。
※チケット料金はすべて500円(全席指定・税込)
・洲本公演 4/24(日)2:00PM 洲本市文化体育館 文化ホール
★完売★ 0799-25-3321
・篠山公演 4/29(金・祝)2:00PM 篠山市立たんば田園交響ホール
★好評発売中★ 079-552-3600
・多可町公演 5/14(土)2:00PM 多可町文化会館 ベルディーホール
★好評発売中★ 0795-32-1300
・太子町公演 5/29(日)2:00PM 太子町立文化会館 あすかホール
★好評発売中★ 079-277-2300
■マジカル・ミステリー・サマー・プロジェクト
オペラのプレ・レクチャーのほか、ジャズ、落語、演劇など、『夏の夜の夢』の世界を多面的に楽しめる関連企画も、続々と発売しております。春から夏にかけ、芸術文化センターにはワクワクが溢れます。
詳しくはこちら
2016.02.20
2/21(日)、いよいよ『夏の夜の夢』のチケットを一般発売いたします。
お好きなお座席をお選びいただける、簡単、便利なインターネット予約はこちらから!
ぜひお早めにお買い求めください。
※窓口での販売は、2/23(火)より開始です。(残席がある場合のみ)
※インターネット予約には事前の会員登録が必要です♪ 会員登録はこちらから
楽しく詳しくオペラ予習♪ハイライトコンサートとワンコイン・プレ・レクチャーも同時発売です!
◆オペラ「夏の夜の夢」ハイライトコンサート~ええとこどり!
[原語上演(一部日本語)/日本語字幕付き・約100分休憩あり]
4/20(水)・21(木) 各日2:00PM開演
インターネット予約はこちらから
◆オペラ「夏の夜の夢」ワンコイン・プレ・レクチャー
<第1回>夏の夜の夢~シェイクスピアの傑作喜劇 ※映像あり
4/5(火) 11:00AM開演/2:00PM開演 (90分休憩なし)
インターネット予約はこちらから
<第2回>英国オペラの栄光を受け継いだブリテンと「夏の夜の夢」 ※映像あり
5/25(水) 11:30AM開演/2:30PM開演 (90分休憩なし)
インターネット予約はこちらから
2016.02.12
オペラ『夏の夜の夢』は、いよいよ2月17日より会員先行予約開始、21日に一般発売をいたします。発売に先がけて、2月10日に記者会見が行われました。
今回は、演出家・美術家のアントニー・マクドナルドさんがこの日のために来日!残念ながら、佐渡裕芸術監督は当日、高熱のためやむなく欠席するアクシデントがありましたが、日本を代表する二人のカウンターテナー、彌勒忠史さんと藤木大地さんが出席し、抱負を語ってくださいました。
これまで、プッチーニやヴェルディの有名作品を上演してきたプロデュースオペラですが、今年は新たな挑戦として、イギリスの作曲家ブリテンのオペラで、日本での上演が稀少な『夏の夜の夢』をとりあげます。ブリテンは佐渡裕芸術監督の敬愛する作曲家。佐渡監督自身、長年上演したいと想い続けてきた作品が、シェイクスピア没後400年にあたる今年、満を持して上演されることとなります。
佐渡監督からは、「僕が伝えたかったのは、シェイクスピアの素晴らしい脚本と、その後も何百年と英国で育まれた劇場文化、そのDNAとでもいえるお芝居のおもしろさを見事に音にしたブリテンの天才性。それをこの公演で証明したいと思います。」というメッセージが届きました。
そして、今回はシェイクスピアの本場イギリスより演出家、歌手たちが参加します。演出家のアントニー・マクドナルドさんは、世界的な舞台美術家でもあり、2007年『魔笛』の壮大な装置デザインも手掛けられました。また、イギリスからの歌手陣は昨年ロンドンで行われた大規模なオーディションに集まった150人の応募者から選ばれた実力派ばかり。もちろん、めざましく活躍する日本人歌手の出演にも期待大です。そして今回、日本人歌手(妖精役)は日本語で歌うというユニークな演出が予定されており、訳詞は日本でのシェイクスピア作品翻訳の大家、松岡和子さんが新たに制作されています。
どれをとっても貴重な上演となることは間違いありません!
2016.02.12
演出家のコメントをご紹介します。
■作品の紹介と演出プランについて ―アントニー・マクドナルド(演出・美術)
―シェイクスピアとブリテン
2007年、この劇場で『魔笛』のデザインを手がけたのは、初めての日本での仕事でした。再びこのカンパニーに戻ってこられてとても嬉しく思います。
私が初めてシェイクスピア作品を観たのは小学生の時、それも『夏の夜の夢』でした。イギリスでは、子どもの頃に初めて観るシェイクスピア作品が『夏の夜の夢』であるということは、よくあります。
ブリテンについては、1978年、初めてオペラの美術デザインを担当したのがブリテンの『オペラを作ろう(小さな煙突そうじ)』でした。その後もブリテンに関わることは多く、バレエ、オペラのデザインを手がけました。『夏の夜の夢』は1996年にメトロポリタン歌劇場でデザインを担当しました。
シェイクスピアの戯曲とオペラには場面構成の違いなどはありますが、どちらにしても、「妖精」「恋人たち」「職人」という3つの異なる世界が同時進行するのが素晴らしいところです。
シェイクスピアの他作品には、たいてい原作がありますが、『夏の夜の夢』は過去の文学作品にヒントを得つつも、完全にシェイクスピアのオリジナルであるというのが特徴です。エリザベス朝の時代の人々にとってはまだリアルな存在だった「妖精」という素材に、シェイクスピアは想像力をはばたかせています。
物語の舞台となる「森」は、ヨーロッパ文学の伝統では非常に象徴的なもので、自分自身と向き合う場所として描かれました。ブリテンのオーケストレーションではその「森」が、一つの人格を持ったキャラクターのように書かれており、森の息づかいがそのまま音楽になったようです。
イギリスでは、17世紀に偉大な作曲家パーセルが活躍した後は、政治、宗教体制の経緯からオペラの伝統が他国に比べてありませんでしたが、20世紀にブリテンをはじめオペラのルネサンスが興ります。『夏の夜の夢』には、ブリテンのパーセルへのオマージュが感じられます。
―今回の演出について
今回、日本人歌手と英国人歌手を混ぜることで、妖精界と人間界という2つの世界が衝突するのを表現できると思います。日本人が妖精を演じることで、エキゾチックで一風変わった感じになるかと。振付家とともに「妖精マジック」を起こせたらと思います。
美術については「森」を素材にしていて、そこに職人の作業場が置かれています。(職人たちは)ヴィクトリア調の衣裳を身につけています。シーシアスとヒポリタについては、ある種神話的な人物なので不思議な感じにしたいと思い、日本や韓国のテイストをとりいれています。
ブリテンのオペラは、“アウトサイダー”を扱った作品が多いですが、その点では、オーベロンとパックの関係性、オーベロンがインド人の男の子をめぐってティターニアと喧嘩をする・・・というところがブリテンの興味を惹いたのでは。・・・ご質問があればどうぞ(笑)
2016.02.12
続いて2人のカウンターテナーのコメントです。
■出演への抱負 ―彌勒忠史(オーベロン役)
実は、数年前に佐渡さんから、こっそり「兵庫でいつか『夏の夜の夢』をやりたいから、そのときにはオーベロン役を歌ってくれないか」と言っていただいたことがありました。とても嬉しくて、いつやるんだろうとずっと心待ちにしていました。でも、そのまま月日が流れ、「これは夢だったのでは?」と思い始めた頃、正式にお話をいただいて。佐渡さんがお約束を覚えていてくださって感激しました。
『夏の夜の夢』は、学生の頃に劇音楽を作曲したことがあります。その時、出版されたばかりの松岡和子さんの訳で上演したので、今回は同じ松岡さんの訳詞で歌えるということにも特別な思いがあります。
兵庫県立芸術文化センターでは、佐渡さんが指揮する(2013年4月PACオーケストラ定期演奏会)「カルミナ・ブラーナ」で出演しました。オーケストラの若いメンバーとベテランの世界的なゲスト奏者のバランスがおもしろく、しかも全員がマエストロに敬意と信頼を寄せていて、一緒に演奏するのがとても楽しかった。今回もご一緒できることを楽しみにしています。
■出演への抱負 ―藤木大地(オーベロン役)
最近、神戸の松方ホール音楽賞や、京都の青山音楽賞をいただいて、関西とのご縁が深まっております。今回、初めて兵庫のオペラに出演します。皆さんが愛して育ててきたオペラに参加できて、嬉しく思います。
私はカウンターテナーに転向して5年ほどですが、このオーベロン役は、ヨーロッパでオーディションやコンクールで必ず1曲目にそのアリアを歌ってきた、「道を作ってきた役」でもあります。
今回、インターナショナルなレベルのキャストでやれるのが嬉しいです。私自身、世界一の歌手になりたいと思っているので、世界的なレベルでやりたいと思っています。
そのあと、特別に藤木さんが、梁川夏子さんの伴奏により、作中のアリア、オーベロンの「I know a bank」(野生のタイムが繁る土手がある)を披露され、美しいカウンターテナーの歌声に会場が酔いしれました。
2016.01.26
『夏の夜の夢』の特設ウェブサイトがオープンしました。
こちらの<最新情報>ページでは、イベント情報、出演者やスタッフのインタビュー、メディア掲載情報など、本公演に関するさまざまな情報をいち早く皆様にお伝えします。どうぞお楽しみに!