兵庫県立芸術文化センターでは、芸術監督・佐渡 裕が総合プロデュースを手がける人気シリーズ「芸術監督プロデュースオペラ」の第4弾として、F・レハール作曲のオペレッタ「メリー・ウィドウ」（全3幕/日本語上演）を制作・上演します。
いよいよ佐渡プロダクションが本格始動！ 徐々に明らかになる驚きのステージにもう興奮が止まらない。日・英・伊の第一級スタッフによる舞台セットと衣裳に、オペラ界のスターが集結。それだけでは終わらない！ 関西文化の象徴、“お笑い界”から桂ざこば、“宝塚歌劇”から平みちを迎える異色コラボレーション。各界のトップスターが一堂に会すこんなに豪華なオペレッタは佐渡プロダクションならでは。まるでシャンパンのように華麗にはじける甘美な音楽に、ため息の出るようなシーンの連続。会場全体がパリの社交場と化す、大人のリッチな異空間で特別なひとときを過ごしませんか？
他に一つとない度肝を抜く大胆な舞台セット。黒、白、赤のシックでビビットなカラーに統一され、ステージ全体は巨大なピアノをかたどる。この斬新な舞台デザインを手がけるのは、新進気鋭のデザイナー、サイモン・ホルズワース。最先端のカルチャーを次々と生み出す刺激的な街に育った生粋のロンドンっ子。そのポップな感性と、昨年話題を集めた佐渡オペラ「魔笛」のセットを手がけたアントニー・マクドナルドの愛弟子として研鑽を積む美学が見事に融合。しかし、ここで全てを紹介するのはヤボというもの。楽しい仕掛けが随所にちりばめられたそのステージの全貌は公演で明らかに！
©Simon Holdsworth
第一幕の舞台デザイン
©Simon Holdsworth
第二幕の舞台デザイン←「LOVE & MONEY」をテーマにデザイン
第三幕の舞台セットはこれまたオドロキ。
大胆・過激な舞台セットは当日のお楽しみ！
©Steve Almerighi
ボローニャ劇場などでの豊富な経験と洗練された感性で評価の高い、イタリア人デザイナー、スティーヴ・アルメリーギが手がける衣裳デザインは、ゴージャスの一言！
パリのベルエポック時代を髣髴(ほうふつ)とさせる、エレガントでファッショナブルなコスチュームは全女性の憧れ。社交界のパーティー、コケティッシュなフレンチ・カンカン、きらびやかな異国趣味など、目も眩むようなセレブリティーたちの華やかなドレスが舞台を彩ります。
「グランド・フィナーレ」でピーンときたら、あなたは生粋の関西人。そう、関西が生んだ偉大なる文化『宝塚歌劇』のお家芸。トップスターが次から次に舞台へ繰り出し、目も眩まんばかりの興奮がステージを埋め尽くす。「メリー・ウィドウ」の美しいナンバーとともに、ゲストダンサーも華を添え、大団円で迎えるクライマックスは佐渡プロダクションならではの試み。前代未聞の興奮が、あなたを待っています。
演出は「佐藤しのぶクリスマスコンサート」「麻実れいリサイタル」の構成・演出で知られ、舞台の楽しみ方のツボを熟知した広渡 勲。昨年、話題を集めた佐渡オペラ「魔笛」のデザイナー、アントニー・マクドナルドの愛弟子サイモン・ホルズワースによるオトナの毒気を秘めた舞台装置は楽しみです。その他、スティーヴ・アルメリーギによる洗練された衣裳など、国際色豊かなスタッフによる強力タッグに注目です。
誰もが口ずさむあの有名な「メリー・ウィドウ・ワルツ（ときめく心に）」をはじめ、「ヴィリアの歌」を、「マキシムへ行こう」を、そして忘れてならない「フレンチ・カンカン」を、佐藤しのぶ、塩田美奈子、ジョン・健・ヌッツォ、天羽明惠 をはじめとする豪華なメンバーが最高におしゃれに、陽気に、歌い、演じ、そして踊ります。指揮はもちろん佐渡裕。これまで、「ヘンゼルとグレーテル」、「蝶々夫人」、「魔笛」と、佐渡プロデュースのオペラ公演は国内の常識を大きく覆す聴衆を動員しており、佐渡裕ならではの楽しいアイデアがふんだんに盛り込まれた「メリー・ウィドウ」は、さらに大きな話題となることは間違いありません。
兵庫県立芸術文化センターのオペレッタ「メリー・ウィドウ」に、どうぞご期待ください。