折江忠道(バリトン)
Tadamichi ORIE, baritone
東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。渡伊しミラノ・ヴェルディ音楽院で学ぶ。1982年、83年アレッサンドリア国際コンクール優勝。 1982年ヴィオッティ国際コンクール第2位。82年のコンクールの優勝によりアレッサンドリア劇場『ドン・ジョヴァンニ』題名役でオペラデビュー、 以来ヨーロッパ各地の歌劇場で活躍。 藤原歌劇団では1988年『ラ・トラヴィアータ』のジェルモンで大成功を収め、同役は持ち役の一つとして度々歌っている他、 『マクベス』『ドン・カルロ』『トスカ』『ルチア』『愛の妙薬』『ランスへの旅』などで好評を博している。2015年1月には『ファルスタッフ』題名役を歌い大成功を収めた。日本を代表するプリモ・バリトンとして活躍を続けている。 2015年4月より藤原歌劇団公演監督に就任。第16回ジロー・オペラ賞受賞。藤原歌劇団団員。芸術監督プロデュースオペラ初出演。
高橋 維(ソプラノ)
Yui TAKAHASHI, soprano
東京学芸大学大学院、東京藝術大学大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。修了時に奨励賞、優秀賞受賞。第27回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。二期会ニューウェーブ『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラでデビュー以降、二期会『魔笛』夜の女王、『フィガロの結婚』スザンナ、『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ、『天国と地獄』ユリディスと目覚ましい活躍を遂げ、最近ではタイトルロールを演じた日生劇場『ルチア』で絶賛された。NHK「ららら♪クラシック」、テレビ朝日「題名のない音楽会」等メディアにも登場。二期会会員。芸術文化センターでは2020年ジルヴェスター・コンサートに出演。
黒田祐貴(※)(バリトン)
Yuki KURODA, baritone
東京藝術大学声楽科卒業、同大学院音楽研究科修士課程オペラ専攻修了。平成25年度・27年度公益財団法人青山財団奨学生。学部在籍中に安宅賞、卒業時に大賀典雄賞・松田トシ賞・アカンサス音楽賞・同声会賞を受賞。第3期宗次德二特待奨学生。大学院修了時に大学院アカンサス音楽賞を受賞。武藤舞奨学金を受け渡伊、Chigiana音楽院で声楽のディプロマを取得。第87回日本音楽コンクール声楽部門第2位、併せて岩谷賞(聴衆賞)受賞。藪西正道、直野資、勝部太、萩原潤、W.Matteuzziの各氏に師事。2021年2月に日本コロムビア《Opus One》レーベルよりデビューアルバム「Meine Lieder」をリリース。芸術監督プロデュースオペラ初出演。
※祐は示へんに右
小堀勇介(テノール)
Yusuke KOBORI, tenor
国立音楽大学卒業、同大学院修了。東京二期会オペラ研修所修了。新国立劇場オペラ研修所修了。2016年文化庁新進芸術家海外研修生としてイタリアに留学。留学中は故A・ゼッダ氏のもとで研鑽を積み、伊ペーザロにてアカデミア・ロッシニアーナ2016『ランスへの旅』、カナダのロッシーニ・オペラ・アカデミー2016『ラ・チェネレントラ』に出演。墺チロル祝祭歌劇場『アルジェのイタリア女』で本格的な欧州デビューを果たした。2017年びわ湖ホール『連隊の娘』に出演、仏メドック音楽祭、ローマでの西本智実指揮・モーツァルト「戴冠ミサ」「レクイエム」ソリストなど海外でも活躍。2018年藤原歌劇団本公演では『ラ・チェネレントラ』ドン・ラミーロを演じた。芸術文化センター初登場。
小貫岩夫(テノール)
Iwao ONUKI, tenor
同志社大学卒業後、大阪音楽大学首席卒業。文化庁オペラ研修所修了。第36回日伊声楽コンコルソ2位入賞。在学中、堺シティオペラ『魔笛』タミーノでテオ・アダムら世界的歌手と共演しデビュー。これによりドイツ・ケムニッツ歌劇場に同役で出演。1998年文化庁派遣芸術家在外研修員として渡伊。これまでに二期会『魔笛』タミーノ、日生劇場『フィデリオ』ヤキーノの他、新国立劇場『サロメ』、『ばらの騎士』、『トゥーランドット』等多数のオペラに出演し、いずれも高い評価を得ている。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラには2008年『メリー・ウィドウ』、2011年『こうもり』、2015年『椿姫』に出演。
大沼 徹(バリトン)
Toru ONUMA, baritone
東海大学大学院在学中、ドイツ・フンボルト大学へ留学。更に第21回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞によりマイセンで研鑽を積む。二期会『オテロ』イアーゴでの成功以降、『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナール、新国立劇場『魔笛』弁者、『愛の妙薬』ベルコーレ、日生劇場『コジ・ファン・トウッテ』ドン・アルフォンソ等次々と大役を演じて活躍。コンサートでも高い評価を得ており、15年にはツィンマーマン「若い詩人のためのレクイエム」(日本初演)で好評を博した。また「冬の旅」などドイツリートにも意欲的に挑んでいる。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラには2012年『トスカ』に出演。
泉 良平(バリトン)
Ryohei IZUMI, baritone
東京藝術大学声楽科首席卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所修了。5年間ミラノ音楽院に学ぶ。ブダペスト国際声楽コンクール第1位入賞の栄誉によりハンガリー国立歌劇場『ラ・ボエーム』マルチェッロで欧州デビュー。
ニューヨークではメトロポリタン歌劇場管弦楽団と共演。東京二期会では創立50周年記念公演『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵に抜擢されたほか様々な作品で活躍。ほか東京フィルのオペラコンチェルタンテシリーズ、新国立劇場での野田秀樹演出『マクベス』題名役ほか、日生劇場『利口な女狐の物語』、日本オペラ協会『みづち』、『天守物語』、『死神』等多彩な作品で成功を収める。藤原歌劇団団員。日本オペラ協会会員。
芸術監督プロデュースオペラには2008年『メリー・ウィドウ』、2011年『こうもり』に出演。
志村文彦(バリトン)
Fumihiko SHIMURA, baritone
武蔵野音楽大学大学院修了。二期会『ドン・ジョヴァンニ』騎士長でのオペラ・デビュー以降、新国立劇場『魔笛』ザラストロ、日生劇場『後宮からの逃走』オスミン、びわ湖ホール『ラインの黄金』アルベリヒ、『神々の黄昏』アルベリヒ、二期会『蝶々夫人』ボンゾ、『トゥーランドット』ティムール等様々な役柄を豊かな表現力で演じ、好評を博している。第22回イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門金賞受賞。第27回日伊声楽コンコルソ第1位。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラには2011年『こうもり』、2012年『トスカ』、2017年『フィガロの結婚』に出演。
押見朋子(メゾソプラノ)
Tomoko OSHIMI, mezzo-soprano
国立音楽大学大学院修を経て二期会オペラスタジオを優秀賞を受賞し修了。『魔笛』侍女Ⅲ役でオペラデビュー後数多くの役柄を演じており、二期会『仮面舞踏会』ウルリカ、『フィガロの結婚』マルツェリーナ、日生劇場『マクロプロス家の事』等で好評を博す。98年にはN響『パルジファル』(演奏会形式)でクンドリーを歌い、巨匠ホルスト・シュタインからも高い評価を得た。他にも読響『パルジファル』アルトソロなど豊かな響きによる歌唱と圧倒的な存在感で活躍している。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラには2008年『メリー・ウィドウ』に出演。
森 雅史(バス)
Masashi MORI, bass
国立音楽大学卒業。東京藝術大学大学院、及び新国立劇場研修所修了後、文化庁派遣によりミラノに留学。ボローニャ歌劇場付属オペラ研修所で研鑚を積み、数多くの公演に出演。2011年ボローニャ歌劇場来日公演『清教徒』ではヴァルトン卿を演じた。国内でもびわ湖ホール・神奈川県民ホール『椿姫』等で好評を博している。第19回イタリア・サンタ・マルゲリータ・リグレ国際声楽コンクール第2位、第39回イタリア声楽コンコルソ シエナ大賞受賞。2013年岩城宏之音楽賞受賞。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラには2012年『トスカ』、2013年『セビリャの理髪師』、2015年『椿姫』、2016年『夏の夜の夢』に出演。
並河寿美(ソプラノ)
Hisami NAMIKAWA, soprano
大阪音楽大学大学院修了。平成30年度文化庁芸術祭大賞、令和元年度兵庫県文化賞他多数受賞。日生劇場『フィデリオ』レオノーレ、二期会『イル・トロヴァトーレ』レオノーラ等で絶賛を博す。またZ.メータ指揮NHK交響楽団「第九」(東日本大震災支援チャリティコンサート)をはじめ多くのコンサートに出演。ヴェルディ「レクイエム」、マーラー「復活」などでも高い評価を得ている。大阪音楽大学特任准教授。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラには2006年・08年『蝶々夫人』、2008年『メリー・ウィドウ』(ヴァランシエンヌ)、2012年『トスカ』、2017年『フィガロの結婚』ほか多数出演。
片桐直樹(バリトン)
Naoki KATAGIRI, baritone
東京藝術大学大学院オペラ科修了。第38回京都府文化賞功労賞受賞。第22回藤堂音楽褒賞受賞。『ドン・ジョヴァンニ』のレポレッロ役でデビューし、その後数々のオペラに出演、これまでに100に及ぶ役を演じ、いずれも好評を博す。特にその端正な音楽性と存在感のある多彩な役作りには定評がある。また、バロックから現代に至るまでオラトリオ、宗教曲などのソリストとして著名指揮者、オーケストラとの共演も多い。関西二期会会員。芸術監督プロデュースオペラには2008年『メリー・ウィドウ』、2011年『こうもり』に出演、2022年『ラ・ボエーム』に出演予定。
市原 愛(ソプラノ)
Ai ICHIHARA, soprano
東京藝術大学を経てミュンヘン国立音学大学大学院に学び、その後欧州各地の歌劇場やオーケストラに客演。国内ではA.バッティストーニ指揮東京フィルをはじめ、2013年トリノ王立歌劇場でヴェルディ『仮面舞踏会』オスカル役、2015年錦織健プロデュース・オペラ『後宮からの逃走』でブロンデ役、2017年C.エッシェンバッハ指揮N響第九、2018年P.ヤルヴィ指揮同楽団定期演奏会などに出演。2019年フィルハーモニー・ド・パリで行われた「久石譲 シンフォニック・コンサート」のソリストを務め聴衆を魅了。メディアにも多数出演。
オフィシャルサイト: http://www.aiichihara.com/
芸術監督プロデュースオペラ初出演。
大山大輔(バリトン)
Daisuke OYAMA, baritone
東京藝術大学首席卒業。同大学院修了。
“井上道義×野田秀樹”による『フィガロの結婚』フィガ郎や、手塚治虫原作・宮川彬良作曲 歌劇『ブラック・ジャック』題名役など独自性の強い作品での主役として圧倒的な存在感を示している。また役者として演劇作品への出演や、劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』では題名役として客演するなど幅広く活躍。洗足学園音楽大学ミュージカル・声楽コース講師、カクシンハン・スタジオ(演劇研修所)講師。
芸術監督プロデュースオペラには2008年『メリー・ウィドウ』、2011年『こうもり』、2012年『トスカ』、2013年『セビリャの理髪師』、2015年『椿姫』に出演。
樋口達哉(テノール)
Tatsuya HIGUCHI,tenor
武蔵野音楽大学大学院修了後、ミラノに留学。エンリコ・カルーソ国際声楽コンクール最高位等多数受賞。ハンガリー国立歌劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォで欧州デビュー後、イタリアを中心に欧州各地で活躍。2014年にはイタリアとサン・マリーノ共和国でジョイントリサイタルを開催。国内では新国立劇場や二期会を中心に主要な役を演じており、最近では二期会『トスカ』カヴァラドッシ、『外套』ルイージ、『サムソンとデリラ』サムソン、『金閣寺』柏木等で聴衆を魅了。ソロCD「あこがれ」等リリース。武蔵野音楽大学、東京藝術大学講師。二期会会員。
芸術文化センターでは2019年ジルヴェスター・コンサートに出演。
晴 雅彦(バリトン)
Masahiko HARE, baritone
大阪音楽大学卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルリンに留学。独ケムニッツ市立劇場『魔笛』パパゲーノで欧州デビュー後、ザクセン州立劇場、ラインスベルク音楽祭、ヴァドステーナ音楽祭、新国立劇場等の全国の主要な劇場で活躍。チョン・ミョンフン、ペーター・シュナイダーや、レニングラード国立歌劇場管弦楽団等と共演。「プレミアム・シアター」「名曲リサイタル」「題名のない音楽会」「秘密のケンミンshow」「明石家電視台」「おはよう朝日です」等に出演。大阪府芸術劇場奨励新人、咲くやこの花賞、大阪文化祭賞奨励賞、兵庫県芸術奨励賞受賞。大阪音楽大学教授。芸術監督プロデュースオペラには2005年『ヘンゼルとグレーテル』以降、多数出演。
ジョン ハオ(バス・バリトン)
Hao ZHONG, bass baritone
中国中央音楽学院卒業。中国中央オペラハウスにて活動後、来日。東京藝術大学大学院修了。第38回イタリア声楽コンクールシエナ部門シエナ大賞(第1位)受賞。二期会『ドン・カルロ』フィリッポ二世、『ナブッコ』ザッカーリア、びわ湖ホール『ラインの黄金』ファフナー、グランドオペラ共同制作『トゥーランドット』ティムール等で活躍。コンサートでも「第九」、「千人の交響曲」、「森の歌」等で存在感ある美声のバス・バリトンとして好評を博している。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラには2012年『トスカ』、2013年『セビリャの理髪師』、2015年『椿姫』に出演。
三戸大久(バス・バリトン)
Hirohisa SANNOHE, nass naritone
武蔵野音楽大学卒業。二期会オペラ研修所マスタークラス修了後、ウィーンに留学。シェーンブルン宮殿宮廷劇場でのコンサート等で好評を博す。二期会『フィガロの結婚』バルトロ、『天国と地獄』ジュピター等の他、日生劇場『ラ・ボエーム』コッリーネ、全国共同制作プロジェクト『トスカ』スカルピア、『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ等に出演。また宮本亞門演出『スウィーニー・トッド』、日生劇場『三銃士』などミュージカルにも出演し、活躍の場を広げている。第46回日伊声楽コンコルソ第3位。第40回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門金賞。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラ初登場。
清水華澄(メゾソプラノ)
Kasumi SHIMIZU, mezzo-soprano
国立音楽大学大学院及び新国立劇場オペラ研修所修了後、渡伊。留学中ウィーンバーデン市立劇場『こうもり』に出演。国内では二期会『ドン・カルロ』エボリ公女、同『ローエングリン』オルトルート、グランドオペラ共同制作『アイーダ』アムネリス、新国立劇場『紫苑物語』(世界初演)うつろ姫等話題の公演に出演。コンサートでも国内外の著名指揮者から信頼される歌唱を披露。18年自身初のリサイタルはNHKにて放送されている。第6回カルロス・ゴメス国際コンクール第2位。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラには2016年『夏の夜の夢』、2017年『フィガロの結婚』に出演。
河野鉄平(バス)
Teppei KONO, bass
11歳の時両親とグアムへ渡る。オハイオ州クリーブランド音楽院声楽専攻卒業、同大学院修了。サンフランシスコ歌劇場〈メローラ・オペラ・プログラム〉研修生を経て、シカゴ芸術大学/シカゴ・オペラ・シアターのディプロマ取得。バリトンとしてキャリアをスタートさせ、2010年よりバスに転向。これまでに『フィガロの結婚』『ドン・カルロ』等に出演。小澤征爾音楽塾では『カルメン』ズニガ、セイジ・オザワ 松本フェスティバルでは『ジャンニ・スキッキ』ベット等を演じる。2020年新国立劇場新制作『夏の夜の夢』でパックを演じ、高い評価を得た。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラ初出演。
板波利加(ソプラノ)
Rika ITANAMI, soprano
東京藝術大学卒業後、渡伊。ジュリエッタ・シミオナートに師事。ブッセート、パルマでの野外オペラフェスティバルにてイタリアデビュー以降、『アイーダ』アムネリス、『トロヴァトーレ』アズチェーナ等イタリアの歌劇場でメゾソプラノの主要な役を演じる。二期会『カルメン』タイトルロールで国内デビューを飾った後、ソプラノに転向。パルマ・野外フェスティバル『ナブッコ』アビガイッレで成功を収める。近年では二期会『マクベス』マクベス夫人、『サムソンとデリラ』デリラ等、我が国では稀少なドラマティックソプラノとして活躍を続けている。二期会会員。
芸術監督プロデュースオペラ初出演。
桂 文枝
Bunshi KATSURA
1967年ラジオの深夜番組に出演し若者の支持を得る。1969年にテレビの司会に抜擢されてから、数々のレギュラー番組を担当。1981年、創作落語を定期的に発表するグループ・落語現在派を旗揚げし、現在までに260作以上を発表。二度の文化庁芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣賞等を受賞し、2006年秋には紫綬褒章を受章。また2003年上方落語協会会長に就任。「天満天神繁昌亭」建設に尽力。大阪の文化振興に貢献したことにより大阪文化賞特別賞を、2007 年には菊池寛賞を受賞し秋の園遊会に招待された。2012 年六代桂文枝を襲名。現在、国内外で落語会や講演会を開催する傍ら、落語家やタレントの育成に励み、大学で特別講義を担当するなど、教育・文化活動にも力を注ぐ。
芸術文化センターでは、2005年~2009年・2011年の「ジルヴェスター・ガラ・コンサート」等、様々な企画に出演している。
佐渡 裕【指揮/兵庫県立芸術文化センター芸術監督】
Yutaka SADO
京都市立芸術大学卒業。故レナード・バーンスタイン、小澤征爾らに師事。1989年ブザンソン指揮者コンクール優勝。パリ管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ケルン放送交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、北ドイツ放送交響楽団等欧州の一流オーケストラに多数客演を重ねている。
2015年9月より、オーストリアで100年以上の歴史を持つトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督に就任。オペラ公演では2003年エクサン・プロヴァンス音楽祭『椿姫』、2007年オランジュ音楽祭『蝶々夫人』、トリノ王立歌劇場の2010年『ピーター・グライムズ』、12年『カルメン』、15年『フィガロの結婚』など多くの実績を持つ。兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラの首席指揮者。CDリリースは多数あり、最新盤はトーンキュンストラー管弦楽団を指揮した14枚目のCD「佐渡裕×辻井伸行 ラヴェル作品集」(20年5月発売)。著書に「僕はいかにして指揮者になったのか」(新潮文庫)、「棒を振る人生~指揮者は時間を彫刻する~」(PHP新書/PHP文庫)等。
オフィシャルファンサイト:http://yutaka-sado.meetsfan.jp
広渡 勲【演出・日本語台本】
Isao HIROWATARI
1940年福岡市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。東宝演劇部を経てジャパン・アート・スタッフに移籍。日本舞台芸術振興会(NBS)及び傘下の東京バレエ団の制作プロデューサーとして、「ミラノ・スカラ座」「ウィーン国立歌劇場」「バイエルン国立歌劇場」「ベルリン・ドイツオペラ」「英国ロイヤル・オペラ」「パリ・オペラ座」等、世界の主要歌劇場やバレエ団を数多く招聘し、総合プロデューサーとして活躍。指揮者カルロス・クライバーやバレエのモーリス・ベジャール等多岐にわたる海外の著名な芸術家との交流を深め、2000年フランス共和国政府から「芸術文化勲賞シュヴァリエ」受勲。演出家として2004年「アグネス・バルツァ=ギリシャを歌う」をはじめ、「麻実れい」や「佐藤しのぶ」のリサイタルを継続的に担当、オペラティックでドラマティックな独自の美的空間の創造で注目を集める。2008年、兵庫県立芸術文化センターにおける佐渡裕指揮、喜歌劇『メリー・ウィドウ』、2011年『こうもり』の演出を担当し、成功に導く。2002年NBS退社後、昭和音楽大学教授就任(2011年より客員教授)。福岡文化財団理事。2020年12月音楽之友社より”マエストロ、ようこそ“を出版。
高岸直樹
Naoki TAKAGISHI
1986年東京バレエ団入団。翌年ベジャール作品『ザ・カブキ』で主役に抜擢されて以降あらゆるレパートリーで主役を演じる。1989年ジョルジュ・ドンの代役で『ボレロ』を踊りカーテンコール25分間という成功を収める。1991年にはシルヴィ・ギエムと1997年にはアレッサンドラ・フェリとパートナーとして共演。ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、ボリショイ劇場、マリインスキー劇場、テアトロ・コロン劇場等全てで主演する。
海外客演としてオーストラリア・バレエ団、ハンブルク・バレエ団、フィレンツェ歌劇場バレエ団、ベルリン・ドイツ・オペラハウス等多数。高岸直樹ダンスアトリエ主宰。東京バレエ団特別団員。芸術文化センターには2009年東京バレエ団『ラ・バヤデール』等に出演。
吉岡美佳
Mika YOSHIOKA
愛媛県出身。12歳でモスクワへ短期留学。全日本バレエコンクールのジュニア部門第1位。東京バレエ団入団。モーリス・ベジャール『M』世界初演でベジャールより女性の主役に抜擢。また『パーフェクト・コンセプション』世界初演では、キリアンのミューズとして活躍。以降、東京バレエ団のレパートリーの多くの主役を務め、数多くの海外公演をはじめ、ベルリン国立バレエ団にてマラーホフと主演や「マラーホフ&フレンズ」にも出演。2011年ローザンヌでのベジャール・バレエ団による東日本大震災復興支援公演に日本人として招聘。「愛媛県文化特別功労賞」受賞。東京バレエ団退団後、ベジャール・バレエ団入団。現在は東京バレエ団特別団員。MIKA BALLET主宰。芸術文化センターでは2011年東京バレエ団『ザ・カブキ』等に出演。
[装置] | サイモン・ホルズワース | Simon HOLDSWORTH, set designer |
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[衣裳] | スティーヴ・アルメリーギ | Steve ALMERIGHI, costume designer |
[照明] | 沢田祐二 | Yuji SAWADA, lighting designer |
[振付] | 川西清彦 | Kiyohiko KAWANISHI, choreographer |
[合唱指揮] | 矢澤定明 | Sadaaki YAZAWA, chorusmaster |
[訳詞] | 森島英子 | Eiko MORISHIMA, Japanese lyrics |
[衣裳補] | 小栗菜代子 | Nayoko OGURI, associate costume designer |
[演出助手] | 飯塚励生 | Leo IIZUKA, assistant stage director |
[振付助手] | 大畑浩恵 | hiroe OHATA, assistant choreographert |
[映像] | 三浦景士 | keiji MIURA, video designer |
[舞台監督] | 幸泉浩司 | Hiroshi KOIZUMI, stage manager |
[プロデューサー] | 小栗哲家 | Tetsuya OGURI, producer |
[制作] | 兵庫県立芸術文化センター | production by Hyogo Performing Arts Center |