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2023.12.03
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024「蝶々夫人」出演者発表!
2024年7月12日~21日に上演する佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ「蝶々夫人」につきまして、このたび、キャストが決定しましたので発表します。
[指揮]佐渡 裕
[原演出]栗山昌良
[再演演出]飯塚励生
[出演](ダブルキャスト)
蝶々さん:迫田美帆、高野百合絵
スズキ:林 美智子、清水華澄
B.F.ピンカートン:ノーマン・レインハート、笛田博昭
シャープレス:エドワード・パークス、髙田智宏
ゴロー:清原邦仁、高橋 淳
ヤマドリ:晴 雅彦、町 英和
ボンゾ:斉木健詞、伊藤貴之
ケイト・ピンカートン:キャロリン・スプルール(両組)
役人:的場正剛、湯浅貴斗
[合唱]ひょうごプロデュースオペラ合唱団
[管弦楽]兵庫芸術文化センター管弦楽団
日程:2024年7月12日(金)~21日(日) 全8回 ※16日(火)、19(金)は休演 各日2:00PM
会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
入場料:A13,000円 B10,000円 C8,000円 D6,000円 E3,000円(消費税込)
チケット発売日:2024年2月予定
問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 電話0798-68-0255
主催:兵庫県、兵庫県立芸術文化センター(制作)
※「蝶々夫人」公演の特設ウェブサイトは、1月に公開予定です。
作品について
~至高のキャスト、日本が世界に誇る美しい舞台で贈る。
初演から120年愛されるプッチーニの傑作オペラ!
2006年、感動はここから始まった
兵庫県立芸術文化センターの開館間もない2006年7月に初演されたプロデュースオペラ「蝶々夫人」。当初6回の公演チケットを発売しましたが、反響が反響を呼び、追加公演を決定。合計で8回の公演は喝采に沸き、大きな話題となりました。
もとよりこの「蝶々夫人」は、佐渡裕芸術監督が2005年の開館前からプロデュースオペラの上演を構想する中で、“夏のオペラ”の船出に相応しい名作を、それも自身が若き日より薫陶を受けた演出家・栗山昌良氏の演出で上演したいと考えて選定した作品でした。それだけに、佐渡芸術監督をはじめとする出演者・スタッフの熱意は強く、さらにそれがお客様に呼応して大きな感動の渦を生むこととなります。公演回数や入場者数だけではなく、このときに生まれた高い熱量こそが、センターにおけるその後のオペラ公演の特色となっていきました。
「蝶々夫人」は、まさに“プロデュースオペラの原点”というべき作品なのです。
2024年、よみがえる伝説の舞台
初演の大成功から2年後、2008年3~4月には全7回のリバイバル公演も好評を得ました。
さらにそれから16年。開館20周年を間近に控えた2024年、プロデュースオペラの19作目として、佐渡芸術監督の強い思い入れもあって再び取り上げられることが決まりました。
残念ながら公演準備のさなか、演出家の栗山昌良氏は2023年6月に97歳で永眠されました。半世紀のあいだ、日本のオペラ界を牽引し、音楽の中の“ドラマ”を追求し続けた栗山氏。今回はそのレガシーを継ぎ、初演時に演出補を務めた飯塚励生氏が再演演出を手がけます。ニューヨーク出身、メトロポリタン歌劇場の演出課でも活躍した飯塚氏は、「ニューヨークで色々な『蝶々夫人』の上演を観たが、栗山演出はそれらをしのぐほど素晴らしい、世界的に評価されるべきプロダクション。真摯に引き継ぎたい」とコメントしています。
キャストには、躍進が続く二人の若きスター・ソプラノ、蝶々さん役の迫田美帆と高野百合絵をはじめ、いま飛躍的に活躍の幅を広げる歌手や、第一線での実績豊富な歌手たちが揃い、美しい舞台が新たに蘇る2024年の改訂新制作。プッチーニ没後100年/「蝶々夫人」初演から120年という記念の年に、甘美な音楽に彩られて1世紀以上世界中で愛されている傑作を再び兵庫で。初めてオペラを観るという方から、オペラを観つくしたというリピーターの方まで、誰しもの心に深く響く永遠の感動作を、満を持して上演いたします。
2006年公演 千穐楽カーテンコールより