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バロック・オペラ・エボリューションの第2弾は、オペラ誕生期の歴史的傑作「オルフェオ」を上演します！

指揮を務めるのは、長年アンサンブル「アントネッロ」を率いて中世・ルネサンスや初期バロックの音楽にとりくみ、2021年度には第53回サントリー音楽賞を受賞、先日のサントリーホールでの記念公演「リナルド」が大きな話題となった濱田芳通。作品に新たな生命力を吹き込み、聴衆に新鮮な感動を与え続ける古楽界の旗手が、鮮烈なるバロック・オペラを2025年2月をお届けします。

今回上演する「オルフェオ」は、ルネサンス文化が成熟し、“バロック”という新時代が拓かれつつあった約400年前のイタリアで、天才作曲家モンテヴェルディが書いた音楽劇。ギリシア神話を題材に、のちに“オペラ”と呼ばれる当時最先端の芸術を花開かせた作品です。
濱田芳通とアントネッロ、そして古楽声楽のスペシャリストたちによる、即興性と躍動感、カンタービレに満ちた新しい「オルフェオ」に、どうぞご期待ください！

◆指揮：濱田芳通、演出：中村敬一、オルフェオ役：坂下忠弘のコメントを交えた聴きどころ解説はこちら

あらすじ
プロローグ
時はギリシャ神話の時代。音楽の精が現われ、物語の幕開けを告げる。

第一幕……野原
オルフェオとエウリディーチェの婚礼を祝って、牧人やニンファたちが集い、愛の喜びを歌う。

第二幕……同じく野原
幸せ溢れるオルフェオのもとに使者が駆けつけ、エウリディーチェが毒蛇に噛まれて死んだことを告げる。悲しみにくれるオルフェオは、妻を地上の世界に戻そうと黄泉の国へ行くことを決意する。

第三幕……三途の川
希望に導かれ、死者の国と生きる者の世界を分ける川の畔にたどり着いたオルフェオだが、渡し守のカロンテに「生ある者は通せぬ」と阻まれる。悲しみを歌うオルフェオ。その声の素晴らしさに、いつしかカロンテは眠ってしまう。オルフェオはその隙に川を渡り、黄泉の国へ向かう。

第四幕……黄泉の国
オルフェオの華麗な歌声に心を動かされた妻プロゼルピナに説得された冥王プルトーネは、オルフェオがエウリディーチェを黄泉の国から連れ帰ることを条件付きで認める。その条件とは地上に出るまでオルフェオが後ろを振り向かないことであった。しかし、彼は不安に耐えられず後ろを振り返ってしまう。エウリディーチェは悲しみのうちに別れを告げ、消え去る。

第五幕……野原
地上に戻り、永遠に妻を失ったことを嘆くオルフェオのもとに父であるアポロ神が現われ、彼に天上で不滅の命を与えることを告げる。牧人たちの賛歌に送られ、オルフェオは天に昇っていくのだった。

上演概要

［指揮］濱田芳通　(オフィシャルサイト)
［演出］中村敬一　(オフィシャルサイト)

［出演］
オルフェオ：坂下忠弘　(オフィシャルサイト)

エウリディーチェ：岡﨑陽香
ムジカ／プロゼルピナ：中山美紀　(オフィシャルサイト)
メッサジェーラ：彌勒忠史　(オフィシャルサイト)
スペランツァ：中嶋俊晴　(オフィシャルブログ)
プルトーネ：松井永太郎
ニンファ：今野沙知恵
牧人：中嶋克彦　(オフィシャルサイト)
牧人／精霊：新田壮人
牧人／精霊：田尻健　(オフィシャルブログ)
アポロ：川野貴之　(オフィシャルサイト)
カロンテ：目黒知史

合唱：田崎美香
合唱：近野桂介　(オフィシャルサイト)
合唱：酒井雄一

管弦楽：アントネッロ
ヴァイオリン　天野寿彦　吉田爽子　宮崎蓉子
ヴィオラ　丹沢広樹
ヴィオラ・ダ・ガンバ／リローネ　武澤秀平
ヴィオローネ　布施砂丘彦
コルネット　濱田芳通　細川大介
コルネット／ナチュラル・トランペット　得丸幸代
サクバット　南 紘平　野村美樹　栗原洋介
ファゴット　長谷川太郎
リコーダー　織田優子
リュート　高本一郎
ハープ　伊藤美恵
チェンバロ／ハープ　曽根田駿
オルガン／レガール　上羽剛史
パーカッション　立岩潤三

共同制作：兵庫県立芸術文化センター／神奈川県立音楽堂／アントネッロ

日時：2025年2月15日(土)、16日(日) 2:00PM
会場：兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
入場料：Ａ12,000円　Ｂ8,000円　Ｃ5,000円（消費税込）
チケット発売日：9月5日(木)センター会員先行予約開始／10月20日(日)一般発売
問合せ：芸術文化センターチケットオフィス　電話0798－68－0255
主催：兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
ご予約は公演カレンダーより

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