公演が叶わなかったことは、とても残念でした。でも、まずは健康でいることが大切だと思い、活動再開できた時のことを考えながら粛々と過ごしていました。
日常は変わってしまいましたが、歌が大好きだということは変わらず、むしろ増しました。時間に追われずにマイペースにいろいろな曲を歌っていましたね。歌に救われた、そんな気がします。
初めてミミを歌った時に感じたことが、変わらずに表現できたらいいです。経験を積むと引き出しは増えますが、ときめきが減ってはいけません。真っ直ぐに生きるミミを、美しい音楽と共に感じていただけたら嬉しいです。プッチーニの音楽が最高に美しいので、余計なことはいらない。そう思います。
素敵な劇場ですね。初めての芸術文化センターですが、劇場の響きを味方にできるように、美しく歌えたらいいです。
また、お稽古から長期滞在の予定となりますので、地元の皆さんとの交流も楽しみですし、日常もしっかり楽しみたいと思います。
状況が落ち着いていることを願います。
この期間、有難いことにとても素晴らしいプロダクションに参加する機会がありました。2020年11月にフィレンツェ五月音楽祭ズービン・メータ指揮でヴェルディ「オテッロ」カッシオ役、21年10月パルマ“ヴェルディ・フェスティバル”ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」ガブリエーレ・アドルノ役です。
また、家族と一緒に楽しい時間を過ごし、この期間を利用して練習にも励みました。
兵庫での公演は、私の国際的なデビューであり、それを私の大好きな「ラ・ボエーム」ロドルフォ役で迎えれることに、とても歓びを感じています。「ラ・ボエーム」は人生で最初に観たオペラでもあり、ロドルフォは若いテノール歌手のキャリアにとって非常に重要な役なので、それを演じる事にとても興奮しています。
素晴らしい日本の観客の前で歌える事が待ちきれません。このプッチーニの傑作で、兵庫の皆さんに数々の美しい感動を与えたいと思います。
仕事が減ったのはもちろんですが、己を見つめ直す時間になりました。
おそらく一番演じている役だと思いますが、なかなか自分の思うように演じることは難しいので、納得のいくロドルフォを演じたいです。 ロドルフォは詩人でとてもロマンチストだと思います。男は皆ロマンチストかもしれませんが、男としてのその部分を遺憾なく発揮します(笑)
全国いろいろな場所に行くことが多いですが、その度にそこの美味しいものを見つけるのが楽しみです。今回も美味しいものを食べられることを期待しています。
パンデミックは芸術の世界だけでなく、あらゆるものを変えてしまいました。私の住むポーランドで最初のロックダウンが始まった時、最大でも数カ月の辛抱だと思っていましたが、残念ながらそうなりませんでした。ウイルスはまだ存在し、人生を困難なものにしています。ロックダウンが始まった頃は、少し休息し、家族や、親しい友人との時間を過ごしました。この公演が延期となり、私はポーランドのカトヴィツェという街の音楽アカデミーで主にオンラインで生徒に声楽を教えています。
制限が少し緩和された時には、ポーランドでのオンラインコンサートなどにも出演しました。
今回、ムゼッタを初めて演じる機会を得る事が出来、嬉しく思っています。プッチーニは美しい音楽を生み出し、「ラ・ボエーム」は他に類を見ないものです。今回の公演に参加でき、また日本を訪れる事が出来る事にとても感謝しています。
私は日本の伝統と文化に魅了されています。日本料理も大好きですし、日本の景色や自然はとても興味深く、息をのむようです。共演者とこの作品を創り上げることを楽しみにしています。
皆さまの前で演奏出来る事をとても嬉しく思います。私の演じる役柄、そして私の歌唱を気に入って頂ければ幸いです。お目にかかる日が待ちきれません。
こんにちは、ジョージア出身のソプラノ、ソフィア・ムチェドリシュヴィリです。今度の「ラ・ボエーム」ではムゼッタを演じます。パンデミックにより、私が参加する予定であった多くの公演が、中止・延期となりました。幸いにも私たちの「ラ・ボエーム」は2022年に延期となりました。突然たくさんの時間ができ、旅行や歌う事も出来ないため、どうしたらよいかわからず、静かで不思議な2年でした。私は世界中の仲間に連絡し、お互いを励まし続け、家の中では出来る限り声を良い状態に保つよう努力しました。
はじめはこの大きな生活の変化をどの様に受け入れればよいかわかりませんでしたが、困難な状況でも前向きに、そして楽しむために、庭のバラの手入れをしたり、新しい料理のレシピを試したり、色々な事を試しました。また、家族と一緒にいれた事は本当にラッキーでした。そして、何より一番の出来事は、私に赤ちゃんが生まれ、沢山の光、笑い、幸せをもたらしてくれました。
「美しく、そして活気に満ちて」これが私の演じるムゼッタのキャラクターです。そのエネルギーと観客の心をとらえる音楽の美しさから、私はずっとこの役を愛し続けています。
今回が私にとって日本で初めての演奏になりますし、この公演のすべての関係者は熱意に満ち溢れ、きっと素晴らしい公演になることを確信しています。本当に長い時間待ち焦がれていたので、魂を込めて演奏したいと思います。「ラ・ボエーム」は皆さまをひと時の夢の世界にお連れし、様々な感情を溢れさせることでしょう。さぁ、是非劇場に来てお楽しみください。
みなさん、こんにちは、グスターボ・カスティーリョです。2022年7月に兵庫県立芸術文化センターで公演される「ラ・ボエーム」でマルチェッロを演じます。
このオペラは2020年に上演される予定でしたが、残念ながらコロナウイルスの影響により延期されました。
この期間は発見と深化の時間でした。私はこの機会を利用して、長い間勉強したいと思っていたレパートリーを学び、深めました。例えば、ヴェルディの初期の作品などです。
演出のダンテ・フェレッティ、そして最愛のマリーナ・ビアンキ(演出補)と、この素晴らしい舞台で一緒に仕事をするのが待ちきれません。
まだ困難な状況もありますが、日本の皆さまがお元気で過ごされる事をお祈りしております。私がとても愛しているこの作品、役柄で皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
そのお知らせが届くころ、ロックダウンで先行き不透明な時期でしたが、有難いオファーをいただき、13年間所属していたキール歌劇場を離れ、次のステップとなるカールスルーエ州立歌劇場との専属契約を結ぶところでした。
2020年の夏以降、ドイツではコロナの制約から少し解放され、私は新天地で、制限こそあるものの、いくつか公演に乗ることができました。しかし11月に入り、再び本格的なロックダウンが始まると、劇場も閉鎖してしまい、せっかく劇場のメンバーとも、これから仕事だと息まいていたのに、とても不安になったことを思い出します。ともかく、開催できるであろうその時を見据え、ひたすら自宅で声のトレーニング等、準備に励む毎日でした。
2021年が明け、2月半ば頃から動きが出て、劇場ではお客様を入れての公演こそ無理でしたが、オンライン公演という新しい活路を見出しましたが開催にあたり、厳しい条件の一つであった休憩なしで行える一時間くらいの演目を、急遽いくつか準備することになりました。
つまりこのシーズンに予定していた演目のほとんどがキャンセルされ、また予定していたゲストも来ることができなかったため、我々専属歌手で回せる演目を、ということで、『ジャンニ・スキッキ』タイトルロール、『ナクソス島のアリアドネ』前半部分の音楽教師役、またヘンツェの『不思議な劇場』ホアン・カストラード役の3役を、一気に譜読み、暗譜し、学生時代のように久しぶりに頭をフル回転させ疲労困憊したのは、くしくも良い思い出です。
また5月には、新国立劇場で『ドン・カルロ』ロドリーゴ役で出演することになっていたので、劇場の稽古の合間を縫って来日し、その時初めて14日間強制隔離を経験しました。その期間は立ち稽古はもちろん音楽稽古もできなかったので、この大舞台を前に声が出せないという恐怖感は、今まで味わったことがなかったです。しかし、あれこれ考えてもしょうがなかったので、ひたすら筋トレをしたり、イメージトレーニングをしていました。(笑)
この時期の公演では、ドイツでも日本でも、舞台上で歌手間には必ず距離をとる必要があり、今までの演技表現が使えないことに非常にヤキモキした気持ちになりました。しかしそこは逆転の発想で、舞台表現の新たな可能性を更に見つけた気がします。それでも、ラブシーンで離れ離れで歌うのはやはり寂しいものですね。
この佐渡裕プロデュースオペラ公演の出演は、2013年のセヴィリアの理髪師から始まり、5本目になります。私にとってこのプロダクションは日本のキャリアのスタートであり、たくさんの良い経験を積ませていただきましたので、スタッフを始め、西宮のお客様には感謝してもしきれないくらいです。だからこそ延期が決まった時は、本当に残念と思いましたが、中止にならなかったことを深く感謝しております。
ラ・ボエームは私にとって非常に思い入れがある作品の一つです。2004年の小澤征爾音楽塾で、マルチェッロのカヴァーをさせていただき、その時にアンナ・ネトレプコさんやロベルト・サッカさんなど素晴らしい歌手たちとの出会いがあり、行動を共にし、お話させていただき、触発され、ドイツ行きを決めたのもその時でした。
またキール歌劇場でも3シーズン通したロングランの演目で、こなした本番も多く、他の役よりも確実に身に染み着いています。
私が担うマルチェッロは画家であり、ムゼッタとなんだかんだ愛し合っているにもかかわらず、いつも振り回され喧嘩ばかりで激情する、血気盛んな青年・・・かと思いきや、ミミとロドルフォのことを思いやる一面も見せる優しさも持ち合わせる、一筋縄ではいかないやりがいのある役です。
現在コロナの影響で、あたりまえであったこの若者たちの何気ない日常を舞台の上ですら展開することがとても難しくなっていました。しかし、夏のオペラ公演の頃には日常が戻った以前のような公演ができることを願い、またコロナ禍を乗り越えてきた我々舞台人の叡智を集約し、この若者たちの日常をより深みのある世界に昇華できるよう臨みたいと思います。
前回の出演が2018年の魔弾の射手でしたので、もう4年ぶりです。この劇場の舞台に立っていつも思うことは、「なんて歌いやすいんだろう」です。音響的にもそうですが、この公演に携わる全ての方々のプロフェッショナルな仕事に、ただただ感動し、自分の歌に集中できるのです。このような公演に再び立てることは喜び以外にありません。
この4年間に学んだこと、経験したことをいかんなく発揮して、ブラッシュアップした姿を皆様にお届けできるよう最善を尽くしたいと思います。
また私にとって兵庫はすでに日本の第二の故郷といっても良いくらいの場所です。というのも、現在ドイツ在住で、日本に帰って来ると、実家よりも兵庫にいる期間が長く、ずいぶんと行きつけのお店も増えました。そこで知り合った方たちとまたお会いし、お話しできることを心待ちにもしています。
私はイタリア人のパオロ・イングラショッタです。私は2022年に兵庫で開催される「ラ・ボエーム」にショナール役で出演します。ちょうど今はイタリアの劇場で、もう一つの「ラ・ボエーム」の公演に参加しています。私の演じる役に皆さんが恋に落ちてくれるのを待ち望んでいます。公演が延期になった時は悲しかったですが、この期間がさらにこの公演をエキサイティングなものにする時間だと気づきました。皆さんの心が躍るような演奏をするため、集中して準備しています。今年の夏に兵庫でお会いできることを楽しみにしています。「オペラ万歳!永遠なれ!」それでは。
2020年は本当に特異な年でした。
私の場合は3月から公演の中止が始まり、楽しみにしていた7月のこの「ボエーム」も勿論中止。10月に再び舞台に立つまで実に7か月、こんなに歌わなかったことはありません。
毎日、テレビやインターネットのニュースで、世の中で蔓延しているコロナの惨状を見てこんなことが自分の人生の中で起きたなんて…と愕然としました。
緊急事態宣言の巣籠り期間中は家族三人でとにかく楽しく過ごそうと、料理に凝ったり、娘と工作をしたり、ベランダで焼き肉をしたりと体重がかなり増えてしまいました(笑)。
でも10月に再び舞台で歌った時には音楽が出来る喜びが湧き上がってきて本当に嬉しかったです。それからはウィズコロナで感染対策のためのキープディスタンスを重視した演出で歌っていますが最初は戸惑いがあったものの、今ではそれにも慣れコロナ前に比べより声や音楽の力で表現するようになってきたと思います。
佐渡芸術監督の躍動感あふれる素晴らしい指揮の下で、今回は映画の世界で活躍されてきたダンテ・フェレッティさんの演出・美術・衣装による「ボエーム」がどんな感じに出来上がるか本当に楽しみです。
同じキャストでボヘミアンを演じる仲間たちも同世代で顔なじみの方々ばかりなので早く一緒にアンサンブルしたいですね♪ ショナールは何かと器用に小銭を稼いでボヘミアンたちの生活を繋いでいますが、よく兄貴たちにあしらわれる弟分的な存在です。
兵庫の大好きなお客様たちにこの「ボエーム」で笑って、そして泣いていただけるように取り組みたいと思っています。
佐渡芸術監督プロデュースオペラへの出演はこれで8回目になり兵庫や西宮の街もホームタウンのように感じています。そしていつも支えてくれている素晴らしいスタッフとの再会も七夕のように楽しみにしていることのひとつ。メイクルームで顔を描いてもらいながら美味しいお店の情報交換をするのが日課です。いつも食べすぎて太ってしまうのである時から毎朝泳ぐことを始めたのですが、トスカの時にはバリトン4人で水泳クラブを結成しました(笑)。今回もこの愛するチームと暑い西宮で心震える「ボエーム」が創れることが何よりの楽しみです♪
皆さん、こんにちは。エウジェニオ・ディ・リエートです。来年7月に兵庫県立芸術文化センターで開催されるプッチーニ作曲「ラ・ボエーム」コッリーネ役を演じることになりました。
私にとって思い出深い場所である、日本に戻って来られることは大きな喜びです。5年前にも日本で同じオペラ「ラ・ボエーム」のコッリーネ役を演じさせて頂きました。(2016年、ローマ・イタリア歌劇団にて来日)
2020年に予定されていた公演はコロナウイルスの影響で2022年7月に延期となり、再び動き出しますが、これは私達にとって非常に大きな意味があり、まさに「再開」となります。
否応なく中断を余儀なくされてきたこの期間からの、人生、芸術の再開を皆さまと共有出来ることは、この上ない幸せです。
極上のプッチーニの音楽と共に、兵庫県立芸術文化センターにて沢山のお客様のご来場をお待ちしています。また、すぐにお会いしましょう。
私の住むオーストリアでは、2020年のコロナ騒動以来、合計で4回のロックダウンが施行されました。その期間は当然、私の所属する劇場も閉館し、出演予定だった公演も全てキャンセルになりました。自宅待機期間が長く続いた影響で、家族と過ごす時間が増え、子供たちの自宅学習に付き合ったり、習い事でやっているピアノやバイオリンの練習を一緒にしたりと、普段の生活の中で中々してあげられなかったことが出来たのは幸いでした。
2021年の夏には、家族で日本に帰省しました。その際に、兵庫県立芸術文化センターを訪れ、「メリー・ウィドウ」の公演を観劇しました。実際に会場の雰囲気やお客様の反応を肌で感じることができたこと、そしてそれまでメールでやりとりしていたスタッフの皆様とお会い出来たことは、とても大きな収穫でした。
プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」の魅力は、若者たちの甘く儚い恋愛劇が主題となっていることです。私はその中で、哲学者コッリーネを演じます。4人の若い芸術家の中でも、コッリーネは女っ気がなく、どこか別の世界で生きているような、独特の雰囲気を漂わせた人物です。素晴らしいキャストの皆様の中で、どのように自分の色を出すことが出来るか、今から楽しみに準備しています。
私自身にとって、日本でのオペラ出演は2013年の新国立劇場での「アイーダ」以来、実に9年ぶりとなります。この9年間の成長ぶりを日本のお客様に早くお見せしたいと、今からワクワクしております。2020年は公演が実現できずに悔しい思いをしましたが、2年の時を経て、こうして上演できる環境を整えてくださった関係者の皆様のご尽力に対し、感謝の気持ちでいっぱいです。
芸術監督の佐渡裕さんがしばしば、劇場近辺の美味しいお店からの食レポ(飯テロ画像?)をLINEで送ってくださり、何度も激しく食欲をそそられたことがありました。早く自らの足でお店を訪れ、その味を確かめてみたいと思っております。
それから私は、何を隠そう大の阪神タイガースファンです。タイガースが日本一になった85年には、神宮球場でのセリーグ制覇の瞬間も観戦していたほどです。一昨年は、佐渡さんが甲子園球場に私を連れて行ってくださると約束してくださり、日程まで決めていたのに実現できず、大変悔しい思いをしました。甲子園で観戦するという子供の頃からの夢を、是非とも成就させたいです!
皆さん、こんにちは。バス歌手のロッコ・カヴァッルッツィです。この公演でベノアとアルチンドーロを演じます。過去にコッリーネ役は演じたことがあるのですが、ベノアとアルチンドーロは初めてになります。素晴らしい国である日本に行くのは初めてなので、本当に本当に興奮していますし、待ちきれません。実際、昨年公演の延期を聞いた時はとても悲しかったです。すべての劇場が閉まり、公演はキャンセルされ、私や同僚にとってとても大変なロックダウンでした。しかし、その一方で2020年の4月に生まれた幼い息子と沢山の時間を過ごす事が出来ました。
私はこの「ラ・ボエーム」という素晴らしいオペラのために日本を訪れる事が出来る事に興奮していますし、きっと素晴らしい公演になると思いますので、皆さまのご来場をお待ちしています。それでは、また会いましょう!
この2年、たくさんのコンサートやオペラが中止になり、この先私達はいったいどのような道を進んでいくのか、大変不安な日々を過ごしてきました。演奏活動が徐々に通常の状態に戻りつつあることに感謝しています。
今回2年越しの公演実現に心躍る思いです。今回の役は独特なキャラで勝負しなければならないので、役作り等今から楽しみでなりません。
関西ではオペラ公演といえば、本番はたいがい一回きりなのですが、芸文センターのオペラは、複数回本番の舞台に立てるという歌手冥利に尽きる公演であり、歌う喜び、演じる楽しみを思う存分味わえることに大変感謝しています。
実は2020年の3月にコロナにかかりまして、ガッツリ肺炎になり入院となりました。幸いなことに私からの伝染は無かったようで胸を撫で下ろしております。その後7月に自転車事故で左の鎖骨を折り、てんやわんやでしたが何とか回復致しました。まあそんな事もあり、どちらかというとずっとインドアの生活でございました。2020年から生徒とのレッスンもリモートを活用し、対面の場合はパーテーションを挟んでマスクをつけて行っております。自身の演奏活動は2020年は9割無くなり、合唱指導の仕事は全て休止となりました。2021年になり少しずつ演奏活動は復活しており、合唱指導も含めて全て戻ってきた感じでございます。また、友人と行っているオペラを知ってもらうためのYouTubeの番組「キヨさんのとことんカゲキにいってみよか」も月3回という更新ペースになり、徐々に慣れてきた感じではあります。
兵庫芸術文化センター様での佐渡裕芸術監督プロデュースオペラにキャストとして初めて参加致します。只々喜びと緊張で一杯で、稽古が楽しみで仕方ありません。しかも大好きな作品!青春の美しさと儚さが織り成す至極の時間。それを創り上げる一人になれる事を心から感謝いたします。
さて、私はこの公演ではパルピニョールだけなく、主役のロドルフォのカヴァーキャストも務めさせて頂きます。パルピニョールはたった二言だけの役柄ですが、パリのクリスマスを盛り上げる重要な役目を持っています。どんなパルピニョールになるのか、僕自身も楽しみです。また、今まで何度か演じていたロドルフォの新しい魅力を稽古を通して見つられるのではないかと、こちらも期待で一杯です。
オペラを作り上げる環境として日本トップクラスの劇場で稽古時間を過ごすことができる。これに勝る楽しみはありませんねぇ。
公演中止になった時にはかなりショックを受けていましたが、今は仕方がないと割り切ってからは逆に成長するための時間にしようと思い過ごして参りました。
『ラ・ボエーム』は僕が1番好きなオペラなので、キャストとして関われることが本当に幸せです! 出番は多くはありませんが『ラ・ボエーム』の世界を作る一員として頑張ります!
芸術文化センターの舞台には有難いことに何度も立たせていただいていて、最高のホームグラウンドだと感じています。今回初めて共演する方や、久しぶりにお会いできる方と芸文の舞台でまた一緒に作品を作れるということがなによりも幸せで楽しみなことですね!
2022年の公演でミミを演じます、フランチェスカ・マンゾです。
このプッチーニ作曲「ラ・ボエーム」に参加出来ることを、とても幸せに思っています。
私にとってミミを演じるのも、日本で演奏するのも初めてであり、とても興奮していますし、待ちきれません。残念ながら2020年の公演はパンデミックにより延期となりました。それだけなく、私たちは強制的な沈黙を余儀なくされ、世界中の劇場は閉鎖され、日常生活でも様々な制約を受けました。しかしこの期間は、集中、熟考してこの作品のデビューに向けて、さらに良い準備をする絶好の機会となりました。あとは、皆さんを劇場にお招きするだけです。お会いできるのを楽しみにしています。忘れられない思い出となること間違いなしです!それでは!