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「みんなの広場」建設開始！
2002年11月
「みんなの広場」建設開始！
2002年11月12日、起工式を行いました。工期は約33か月。このホールをみんなの広場にーー大勢の人々の思いの詰まった「阪神・淡路大震災の復興のシンボル」がいよいよ建ちはじめました。
センターには建築中の定点写真が残っており、これはその最初の1枚です。
センターには建築中の定点写真が残っており、これはその最初の1枚です。
佐渡裕芸術監督、ただいま音響実験中
2003年8月～
佐渡裕芸術監督、ただいま音響実験中
現地でセンターの建築が着々と進む頃、音響実験も行われていました。コンピューターによるシミュレーションだけでなく、10分の1サイズのホール内部の模型を製作し、複雑な音の反射を検証。佐渡裕芸術監督も積極的に実験場所を訪れ、音のバランスを確かめていました。
ひょうごオリジナル音楽公演“歌おう、踊ろう「ヘンゼルとグレーテル」”
2003年8～10月
ひょうごオリジナル音楽公演“歌おう、踊ろう「ヘンゼルとグレーテル」”
「立派なホール（ハード）だけではなく、優れた舞台芸術（ソフト）がなければ」という思いのもと、開館前からソフト先行事業を多数実施しました。“歌おう、踊ろう「ヘンゼルとグレーテル」”では、大勢の子どもたちが一緒に歌って踊って、オペラの魅力を満喫しました。（西宮市プレラホールほか全5会場10公演）
「スーパーキッズ・オーケストラ」誕生！
2003年11月
「スーパーキッズ・オーケストラ」誕生！
佐渡裕芸術監督の熱い思いから誕生した子どもたちのオーケストラ「スーパーキッズ・オーケストラ（SKO）」。選ばれた20人の子どもたちは夏の六甲山合宿と秋の集中合宿を経て2003年11月、その成果を披露しました（11月14日、明石市民会館大ホールほか3か所）。
この演奏会は大きな反響を呼び、一度限りの企画だったはずが翌年以降も継続されることに！その後のSKOの活動、卒業生たちの活躍はご存知のとおりです。
（写真は2004年夏の練習風景です）
この演奏会は大きな反響を呼び、一度限りの企画だったはずが翌年以降も継続されることに！その後のSKOの活動、卒業生たちの活躍はご存知のとおりです。
（写真は2004年夏の練習風景です）
「KOBELCO 大ホール」の客席、現る
2003年12月
「KOBELCO 大ホール」の客席、現る
着工から約1年｡左奥に大ホール（現・KOBELCO 大ホール）の客席が着々と作られているのが見えます。右端に見えているのは中ホール（現・阪急 中ホール）。4階にある小ホール（現・神戸女学院小ホール）が姿を見せるのはこれからといった様子。工事は順調に進み、ここから約7か月後、2004年7月28日に上棟しました。
日向夏さん からいただいたお便り
娘が3年生の時、私は小学校の役員になり、子どもたちの工事現場見学に付き添いました。
下の方を見ると、建築中の大ホール（現 KOBELCO 大ホール）の客席が見えました。「綺麗な扇形だなあ、開館が楽しみだな」と思いました。
娘や息子が中学1年生の時には「わくわくオーケストラ教室」で生のオーケストラに触れる事が出来ました。私は「ワンコイン・コンサート」にせっせと通い、あの工事現場で見たKOBELCO 大ホールの扇型の客席で、若い、素晴らしい才能のある方達に出会えています。
これからも豊かな人生のため、長く続けて進化していってほしいホールです。よろしくお願いしますね。
「こんにちは。佐渡裕です！」
2004年4月、7月
「こんにちは。佐渡裕です！」
地域の皆さんに「芸術監督・佐渡裕」を知ってもらいたい、どんなセンターにするかを一緒に考えたい。そんな思いから「こんにちは。佐渡裕です！」と題して西宮市内外で交流会や小学校での音楽教室、バンドクリニックなどを行いました。写真は2004年4月、「にしきた商店街」を散策した時のものです。
「星夜のジルヴェスター・ガラコンサート」
2004年12月31日
「星夜のジルヴェスター・ガラコンサート」
センター開館を翌年に控えた2004年の大みそか、神戸国際会館こくさいホールにて年越しコンサートを開催しました。クラシック、ジャズ、吹奏楽と多彩なアーティストが登場。震災の映像を流しながらの演奏も行われ、阪神・淡路大震災10周年という節目にオープンする「復興のシンボル」、新しいホールに思いを馳せました。
のん さん からいただいたお便り
震災後、佐渡裕さん指揮のカウントダウンコンサートを鑑賞した時、佐渡さんが「芸術文化センター」ができることを紹介されました。その年に神戸市民から西宮市民になった私は大変誇りに思い、会員登録したことを思い出します。今でも友人や家族とのイベントとして、鑑賞させていただいています。
開館直前！プレイベント
2005年10月2日
開館直前！プレイベント
オープンまであと20日。西宮北口周辺でにぎやかな音楽イベントが開催されました。地元の中学校のブラスバンド部など8団体343人が参加してパレードやコンサートを行った後、センター前の高松公園に集合。デビューコンサートを間近に控えた兵庫芸術文化センター管弦楽団（PAC）のメンバーも加わり、合同演奏を行いました。
兵庫芸術文化センター管弦楽団（PAC） 第1期コアメンバー
兵庫芸術文化センター管弦楽団（PAC） 第1期コアメンバー
兵庫芸術文化センター管弦楽団(通称PAC：パック)。最大の特色は、国内外でオーディションを行い、入団時35歳以下の若手演奏家を集め、最長3年の在籍期間を設け、インターナショナルで優秀な人材を輩出するという「アカデミー機能」を持つことです。プロフェッショナルなオーケストラでありながら、若手プレイヤーを育成する使命も担っています。
1年目は日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界中からの公募による48人のコアメンバーが集まり、2005年9月9日、活動をスタートさせました。（撮影 飯島隆）
1年目は日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界中からの公募による48人のコアメンバーが集まり、2005年9月9日、活動をスタートさせました。（撮影 飯島隆）
兵庫芸術文化センター管弦楽団デビューコンサートシリーズ オープニングコンサート 第9交響曲
2005年10月22日
兵庫芸術文化センター管弦楽団デビューコンサートシリーズ オープニングコンサート 第9交響曲
こけら落としは、生きる喜びを高らかに歌い上げる「第９交響曲」。兵庫芸術文化センター管弦楽団（PAC）のお披露目となったコンサートは、３公演のチケットが即日完売。２公演が追加されました。（撮影 飯島隆）
ひょうご舞台芸術第31回公演 「芝居 －朱鷺雄の城－」
2005年10月29日～11月13日
ひょうご舞台芸術第31回公演 「芝居 －朱鷺雄の城－」
中ホール（現 阪急 中ホール）のこけら落としとなった、山崎正和名誉顧問の書き下ろし作品。推理小説を思わせるスリリングなストーリー展開で、天才作家の破天荒な生き様を描きました。スペシャルイベントとして、バックステージツアーやバラシ見学会も行いました。（撮影 落合高仁）
兵庫県立芸術文化センター・新国立劇場 共同制作「母・肝っ玉とその子供たち ― 三十年戦争年代記」
2005年11月15日～20日
兵庫県立芸術文化センター・新国立劇場 共同制作「母・肝っ玉とその子供たち ― 三十年戦争年代記」
ドイツの劇作家ブレヒトが第二次大戦勃発の衝撃から書いたとされる、三人の子供たちとたくましく生きる母親の目線から戦争の虚しさを訴えかける反戦劇。脚本を新たに翻訳し直し、21世紀のブレヒト作品として上演しました。大竹しのぶが「肝っ玉」といわれる女商人アンナを力強く演じました。（撮影 谷古宇正彦）
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2005 「ヘンゼルとグレーテル」
2005年12月23日～25日
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2005 「ヘンゼルとグレーテル」
初のプロデュースオペラはクリスマスの時期、親子で楽しめる魔法のオペラ。上演期間中は、パティシエによるお菓子の家の作品コンテスト、ロビーコンサートなども行い、芸術文化センター全体が「ヘンゼルとグレーテル」の世界に彩られました。（撮影 飯島隆）
ひょうご舞台芸術第33回公演 「獅子を飼う―利休と秀吉」
2006年1月10日～15日
ひょうご舞台芸術第33回公演 「獅子を飼う―利休と秀吉」
1992年に上演されたひょうご舞台芸術第1回公演作品を14年ぶりに再演。平幹二朗と坂東三津五郎が利休と秀吉を演じ、芸術家と権力者の対立というスリリングで緊迫感あふれる歴史ドラマを描き出しました。（撮影 落合高仁）
舞台芸術団体フェスティバル ブラスフェスティバル
2006年2月5日
舞台芸術団体フェスティバル ブラスフェスティバル
全県的な県民主体の芸術文化創造活動の支援と地域文化の復興を目的に3つのホールでフェスティバルを開催。県内の舞台芸術団体による開館記念公演は好評を博しました。
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第１回定期演奏会
2006年4月8日～10日
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第１回定期演奏会
定期演奏会の幕開け。 “ジャジャジャジャ～ン”のテーマでおなじみ、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と、難曲とされるR.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」をカップリングすることで、親しみやすさと同時に常にチャレンジし続けようという楽団の姿勢をアピールしました。佐渡芸術監督の渾身の指揮が、楽団の歴史に新たな一歩を刻みました。（撮影 飯島隆）
プロムナード・コンサート ウィーン弦楽四重奏団
2006年5月24日
プロムナード・コンサート ウィーン弦楽四重奏団
散歩の途中に立ち寄るような感覚で気軽に楽しめるコンサートを目指し、一流アーティストの演奏を手ごろな価格でお届けする「プロムナード・コンサート」シリーズ。記念すべき初回公演はウィーン・フィルのトッププレーヤー４人による演奏会でした。華麗な弦の響きが、休日午後の大ホール（現 KOBELCO 大ホール）を満たしました。（撮影 飯島隆）
メトロポリタン・オペラ 「椿姫」「ドン・ジョヴァンニ」
2006年6月10日、11日
メトロポリタン・オペラ 「椿姫」「ドン・ジョヴァンニ」
開館1周年記念公演として、メトロポリタン・オペラによる来日公演が実現しました。豪華な舞台装置や衣裳はもちろん、歌手、オーケストラ、合唱団、クリエイティブ・スタッフ合わせて350人という大規模な引っ越し公演となりました。世界最高峰のオペラにホールが沸き返りました。（「椿姫」撮影 飯島隆）
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2006 「蝶々夫人」
2006年7月15日～23日
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2006 「蝶々夫人」
佐渡裕芸術監督プロデュースにより、芸術文化センターが自主制作した最初の夏のプロデュースオペラ。合計８公演・延べ15,000人余りの観客を動員しました。主役には３人の歌姫、浜田理恵、大岩千穂、並河寿美をキャスティングし、ピンカートンとシャープレスは海外から招聘。栗山昌良による日本美を余す所なく表現した演出などにより、情緒性に満ちた舞台を創造しました。（撮影 飯島隆）
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2006 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2006年11月4日
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2006 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
日本での指揮は四半世紀ぶりというニコラウス・アーノンクールと、初来日から50年という世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がブルックナーの「交響曲第５番」を演奏。世界随一の音を披露しました。（撮影 飯島隆）
ひょうご舞台芸術第36回公演 「ブルックリン・ボーイ」
2007年1月5日～8日
ひょうご舞台芸術第36回公演 「ブルックリン・ボーイ」
1シーンに登場するのは2～3人。まるで異なる二人芝居を連続して観ているかのような珍しい構成で、シリアスな中にも人間の存在のおかしみが随所にちりばめられた舞台。ラストシーンでは、死んで初めて分かり合えた親子の愛情に、涙をぬぐう観客の姿が多く見られました。（撮影 落合高仁）
古典と遊ぶ 春爛漫 茂山狂言会
2007年4月13日、14日
古典と遊ぶ 春爛漫 茂山狂言会
いつの世も広く愛され、味わい深い茂山千五郎家の“お豆腐狂言”。人間国宝の四世茂山千作らが、2日間の公演でそれぞれ異なる演目を披露しました。客席は大人も子どもも大笑い。笑いに満ちた時間を過ごしました。（撮影 飯島隆）
氷の上のスケート・バレエ 「白鳥の湖」
2007年8月22日～26日
氷の上のスケート・バレエ 「白鳥の湖」
公演前日から劇場の舞台上に氷を張る作業が始まった氷上エンターテインメント。スケートとバレエが華麗に融合した美しくファンタジックな世界に、会場は驚きと興奮の渦に包まれました。（撮影 飯島隆）
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第13回定期演奏会
2007年11月3日～4日
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第13回定期演奏会
2006年ミュンヘン国際コンクール第2位、2007年クララ・ハスキル国際コンクール優勝と輝かしいコンクール歴を誇る、地元西宮市出身の河村尚子がドイツから里帰りデビュー。ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」の確かな演奏で観客の期待に応えました。2曲目には、ブルックナーの権威＝朝比奈隆の薫陶を受けた当時の若手のホープ、下野竜也渾身のブルックナー「交響曲第4番＜ロマンティック＞」。大ホールが豊かなブルックナーの響きで満たされました。（撮影 飯島隆）
県民創作公演 淡路人形浄瑠璃
2008年2月17日
県民創作公演 淡路人形浄瑠璃
毎年上演されているシリーズの記念すべき初回公演。兵庫県が誇る伝統芸能の淡路人形浄瑠璃を、淡路人形座の人気演目と伝統を受け継ぐ若い世代が上演。トークも交えて紹介しました。
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第15回定期演奏会
2008年3月8日～9日
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第15回定期演奏会
モーツァルトの権威といわれるユベール・スダーンを指揮者に招いてのオール・モーツァルト・プログラム。メイン曲はセレナード第7番 二長調「ハフナー」。ソリストには元ベルリン・フィル首席オーボエ奏者のハンスイェルク・シェレンベルガーが登場。柔らかい音色が会場を包みました。（撮影 飯島隆）
兵庫県立芸術文化センタープロデュース 音楽劇「赤毛のアン」
2008年8月2日～10日
兵庫県立芸術文化センタープロデュース 音楽劇「赤毛のアン」
アンを引き取る老兄妹マシューとマリラに漫才師の宮川大助・花子、マリラの友人・リンド夫人に元宝塚歌劇団トップスターの汀夏子を迎え、アン役をはじめとするその他キャストはオーディションで決定。谷川賢作の音楽にのせて、アンの成長とともに変化するマシューとマリラの心が鮮やかに描き出され、フィナーレの「アンは愛、アンは光」(アンのテーマ)の大合唱では多くの観客が目頭を熱くしました。（撮影 飯島隆）
四川大地震チャリティーコンサート 兵庫から四川へ ─音楽のかけ橋─
2008年8月4日
四川大地震チャリティーコンサート 兵庫から四川へ ─音楽のかけ橋─
佐渡裕芸術監督の「阪神・淡路大震災を体験した兵庫県ができることは四川の人を元気づけること」との思いから開催されたコンサート。多くの義援金が集まりました。（撮影 飯島隆）
アサヒビールpresents 佐渡裕芸術監督プロデュース2008 ジルヴェスター・ガラ・コンサート
2008年12月31日
アサヒビールpresents 佐渡裕芸術監督プロデュース2008 ジルヴェスター・ガラ・コンサート
佐渡裕芸術監督のフルートと箏の合奏で始まった大晦日のカウントダウン・コンサート。桂三枝（現 ６代目桂文枝）の創作落語によって、舞台は童謡の世界へ。合唱、スーパーキッズ・オーケストラの演奏、そして斬新なアレンジで、歌い継がれてきた童謡がさまざまな形で演奏されました。後半は、PACオーケストラのエネルギッシュな演奏をバックにソリストたちの歌声が花を添え、最後は約300人の出演者と会場全員で「故郷」の大合唱。楽しく、にぎやかな新年の始まりとなりました。（撮影 飯島隆）
PACメンバーによるアウトリーチ公演（篠山市立雲部小学校）
2009年10月5日
PACメンバーによるアウトリーチ公演（篠山市立雲部小学校）
一般公募制度による初のアウトリーチを篠山市立雲部小学校で実施しました。このアウトリーチ活動は小学校のほか病院や公民館など、県内各所で2019年まで行われました。
2017年からは新たに兵庫県内の小学校・特別支援学校を対象にしたアウトリーチ公募制度がスタートしました。県教育委員会を通して募集を行い、遠隔地域を含め、毎年約20校に出向いてアウトリーチ活動を行っています。
2017年からは新たに兵庫県内の小学校・特別支援学校を対象にしたアウトリーチ公募制度がスタートしました。県教育委員会を通して募集を行い、遠隔地域を含め、毎年約20校に出向いてアウトリーチ活動を行っています。
バイエルン放送交響楽団
2009年11月8日
バイエルン放送交響楽団
世界的名指揮者、マリス・ヤンソンスとともに、バイエルン放送交響楽団が2005年の開館記念公演に続く再演を果たしました。ベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲」では五嶋みどりが共演し、他の追随を許さない圧倒的な演奏で観客を魅了しました（撮影 飯島隆）
英国ロイヤル・バレエ団 「ロミオとジュリエット」
2010年7月3日
英国ロイヤル・バレエ団 「ロミオとジュリエット」
世界のトップ・バレエ団の一つ、英国ロイヤル・バレエ団がついに芸術文化センターに登場。「ロミオとジュリエット」は、このバレエ団の大事なレパートリー。ケネス・マクミランの振付による、ロベルタ・マルケスの可憐なジュリエット、次世代を担うロミオ役のスティーヴン・マックレー。ドラマチックなラストは、観客の涙を誘いました。（撮影 飯島隆）
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2010 「キャンディード」
2010年7月24日～8月1日
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2010 「キャンディード」
開館５周年を記念し、オペラ「キャンディード」を芸術文化センターとBunkamuraオーチャードホール（東京）にて上演。記録的な暑さに見舞われながらも、連日会場は大盛況。2010年は佐渡裕芸術監督の恩師であり、この作品を作曲したレナード・バーンスタインの没後20年、阪神・淡路大震災から15年に当たる年。そんな大きな節目にふさわしい、深い感動と元気、そして勇気を多くの皆様に届けました。（撮影 飯島隆）
佐渡裕芸術監督プロデュース2010 兵庫県立芸術文化センター開館5周年記念ガラ・コンサート
2010年10月2日・3日
佐渡裕芸術監督プロデュース2010 兵庫県立芸術文化センター開館5周年記念ガラ・コンサート
ワーグナーの「楽劇 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲」で幕を開けたコンサートは、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラセレクションのコーナーへ。「蝶々夫人」「魔笛」の名曲を高らかに歌い上げ、その後は「メリー・ウィドウ」の名曲集。「女・女・女のマーチ」では楽しく歌い踊り、会場の誰もが笑顔で最高の５周年を迎えました。（撮影 飯島隆）
「りんご ―木村秋則物語―」
2010年11月20日～23日
「りんご ―木村秋則物語―」
世界で初めてりんごの無農薬栽培を成し遂げた木村秋則さんの半生を、栗山民也の演出で舞台化。主人公を長野博、彼を支える妻を佐藤江梨子が熱演。りんご栽培に賭けた男の生き様と、妻や家族らの苦難の日々を細やかに描き、観る者の心をつかみました。（©シーエイティプロデュース）
兵庫県立芸術文化センタープロデュース 「秘密はうたう A Song at Twilight」
2011年7月30日、31日
兵庫県立芸術文化センタープロデュース 「秘密はうたう A Song at Twilight」
毒の効いた会話に心理戦が織り込まれた、カワード最後の戯曲を日本初演。高名な作家とその妻、元恋人が織り成す濃密な人間関係を、村井国夫（現 國夫）、三田和代、保坂知寿ら実力派俳優が好演。本公演で、村井国夫が読売演劇大賞優秀男優賞を、三田和代が同優秀女優賞を受賞しました。（撮影 引地信彦）
岸惠子＆仲道郁代 －パリのおばあさんの物語－
2011年9月3日、4日
岸惠子＆仲道郁代 －パリのおばあさんの物語－
岸惠子が初めて翻訳したフランスの絵本を、朗読と音楽で描き出すというユニークな企画。ショパンやグリーグの名曲を奏でる仲道郁代のピアノにのせて、老いと孤独を前向きにとらえる老女の姿を、岸惠子が情感たっぷりに語りました。（撮影 飯島隆）
東日本大震災復興祈念チャリティー・コンサート さど×まさし 音楽会
2011年9月30日
東日本大震災復興祈念チャリティー・コンサート さど×まさし 音楽会
シンガーソングライターのさだまさしと佐渡裕芸術監督がタッグを組み、東日本大震災の被災者を元気づけるコンサートを開催（出演：スーパーキッズ・オーケストラ／兵庫芸術文化センター管弦楽団 ほか）。クラシックの名曲や「道化師のソネット」「主人公」などのさだの代表曲を次々に演奏しました。スクリーンには、被災した宮城県南三陸町の写真家・佐藤信一が撮影した被災地の写真の数々が映し出され、演奏者と聴衆が心を一つにして、遠い被災地にエールを送りました。この日はチケットが取れなかった人のために会場の外でパブリックビューイングも実施。最後の「ふるさと」の合唱では、大きな歌声が響きました。（撮影 飯島隆）
来日25周年 40歳記念コンサート エフゲニー・キーシン 室内楽
2011年10月6日
来日25周年 40歳記念コンサート エフゲニー・キーシン 室内楽
15歳で初来日し、神童と呼ばれたピアニスト、エフゲニー・キーシンの記念コンサート。チェロのアレクサンドル・クニャーゼフとともに、極上の一夜を演出しました。（撮影 飯島隆）
兵庫芸術文化センター管弦楽団 気仙沼アウトリーチ公演
2011年11月11日
兵庫芸術文化センター管弦楽団 気仙沼アウトリーチ公演
東日本大震災が発生した年の11月に「東日本大震災復興支援祈念アウトリーチ」として、兵庫芸術文化センター管弦楽団（PAC）のメンバーが宮城県気仙沼高校と宮城県石巻好文館高校を訪れました。クラシックだけでなく、坂本九さんの「上を向いて歩こう」などのJ-POPも演奏し被災地の高校生の心に音楽を届けました。
兵庫県立芸術文化センタープロデュース 「神戸 はばたきの坂」
2012年4月28日～5月4日
兵庫県立芸術文化センタープロデュース 「神戸 はばたきの坂」
ブラジルへ移住する日本人が祖国で最後の1週間を過ごした「国立神戸移民収容所」を舞台に、さまざまな人間ドラマを描き出したミュージカル。実力派俳優陣が、出会いと別れ、希望と不安が交錯する複雑な思いを、優れた歌唱力と演技力で表現しました。また、アンサンブル出演者は兵庫県・関西圏から選抜、若いエネルギーを発揮しました。（撮影 岸隆子）
西宮ロータリー・クラブpresents PACオーケストラとワンコイン・コンサート出演者によるスペシャル・コンサート ドリーム・コンチェルト
2012年5月12日
西宮ロータリー・クラブpresents PACオーケストラとワンコイン・コンサート出演者によるスペシャル・コンサート ドリーム・コンチェルト
芸術文化センターの開館以来続く“ワンコイン・コンサート”では、将来を担う、兵庫県はじめ関西にゆかりのある新進アーティストをご紹介しています。彼らと兵庫芸術文化センター管弦楽団（PAC）との競演をぜひ！とのお声から、夢のようなコンサートが実現しました。喜ばしい初回公演には、ソリスト、オーケストラ双方の魅力を引き出すマエストロ・山下一史を迎え、満場のお客様に若いエネルギー溢れる演奏をお楽しみいただきました。（撮影 飯島隆）
シーズン・オープニング・フェスティバル in 多可町
2012年9月8日
シーズン・オープニング・フェスティバル in 多可町
兵庫芸術文化センター管弦楽団（PAC）の新シーズン（9月）の幕開けを飾るイベント、「シーズン・オープニング・フェスティバル」が2012年より始まりました。国内外から新メンバーを迎えたばかりのこの時期に開催地域に3日間滞在し、アウトリーチ活動や交流会、コンサートを行います。初回は2012年9月、多可町にて開催されました。その後、丹波篠山市、養父市、洲本市など兵庫県内の様々な地域で行われています。
日本オペラプロジェクト2012 オペラ「夕鶴」
2013年3月14日、16日
日本オペラプロジェクト2012 オペラ「夕鶴」
日本のオペラを関西から紹介するプロジェクトの第１弾。「鶴の恩返し」を下敷きにした美しくも悲しい物語を、関西を代表するスタッフ・出演者で上演しました。（撮影 飯島隆）
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第62回定期演奏会
2013年6月14日～16日
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第62回定期演奏会
2012ー13シーズンを締めくくる公演にクラシック界の大家 サー・ネヴィル・マリナーが選んだのは、3曲全て交響曲。しかも、モーツァルト、ビゼー、メンデルスゾーンと、いずれも早世した天才たちが比較的若い頃に作った作品という共通点が。89歳という年齢を感じさせない指揮の下、オーケストラは明るく爽快な楽曲を伸びやかに演奏し、KOBELCO 大ホールに豊かなハーモニーを響かせました。（撮影 飯島隆）
世界音楽図鑑 北欧のクリスマス
2013年11月22日
世界音楽図鑑 北欧のクリスマス
“パスポートのいらない世界旅行”をコンセプトとした人気シリーズ「世界音楽図鑑」。2013年開催の公演では、氷の楽器を操るパーカッショニストやフィンランドに伝わる楽器を継承する演奏家、実力派アカペラグループなど、北欧で活躍するアーティストが登場。また、ホワイエではクリスマス・マーケットが行われ、北欧スタイルのリースなどが並びました。（撮影 飯島隆）
兵庫県立芸術文化センタープロデュース「sound theater IV」
2014年5月17日、18日
兵庫県立芸術文化センタープロデュース「sound theater IV」
パフォーマーとミュージシャンが競演するオリジナル企画の人気シリーズ第4回。国内外で活躍するダンサーの森山開次が、ピアノ・デュオのレ・フレールの楽曲で初めてのパフォーマンス。圧倒的な舞台表現と迫力ある演奏（チェロ：向井航、クラリネット：稲本渡も共演）に、観客は目も耳も奪われ、魅了されました。（撮影 岸隆子）
ユベール・スダーン モーツァルトの旅【第1回】
2014年9月27日
ユベール・スダーン モーツァルトの旅【第1回】
モーツァルトゆかりの３都市にまつわる作品を順番にお届けする特別演奏会。指揮は生誕の地、ザルツブルクでモーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者を務めたユベール・スダーンです。「PACとモーツァルトを」というマエストロの希望で実現したシリーズの第1回は、モーツァルトが11歳でウィーンを訪れた際の作品「交響曲第6番」、ピアニストの小菅優を迎えて「ピアノ協奏曲第25番」などを演奏しました。（撮影 飯島隆）
開館10周年記念／阪神・淡路大震災20年 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第75回定期演奏会
2015年1月16日～18日
開館10周年記念／阪神・淡路大震災20年 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第75回定期演奏会
阪神・淡路大震災発生から20年が経過した年の1月16日から18日に開催されました。震災が起こった17日は地震の発生時刻にちなんで午後5時46分に開演。黙とうの後、佐渡裕芸術監督が「震災20年にはこの曲をと決めていた」というマーラーの「復活」を演奏しました。大合唱と女声ソリストの絶唱、そして大編成のオーケストラが復活の賛歌を歌い上げる最終楽章のクライマックスは、会場が感動に包まれました。（撮影 飯島隆）
兵庫県立芸術文化センター 特・別・展 井上道義指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 大ブルックナー展
2015年1月24日
兵庫県立芸術文化センター 特・別・展 井上道義指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 大ブルックナー展
当時、大阪フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者（2014～2016シーズン）を務めていた井上道義が贈る「大ブルックナー展」。ブルックナーの崇高な世界をシリーズで紹介するコンサートの第１回にセレクトしたのは「交響曲第8番」です。神々しいまでの重厚な調べに観客は引き込まれ、惜しみない喝采を送りました。（撮影 飯島隆）
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「シンデレラ」
2015年5月9日
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「シンデレラ」
世界屈指の振付家、デヴィッド・ビントリーによる魔法の世界が登場。研ぎ澄まされた表現力と秀逸な技巧で世界を魅了する英国の王立バレエ団によるファンタジックな舞台に、ホールは幸福感に包まれました。（撮影 飯島隆）
開館10周年記念 ひょうごの民俗芸能祭－ぐるっと五国－
2015年9月5日
開館10周年記念 ひょうごの民俗芸能祭－ぐるっと五国－
兵庫五国の民俗芸能団体が一堂に会して、その多様な魅力を紹介するスペシャル企画。「丹波流酒造り唄」、「大杉ざんざこ踊り」、「南光子ども歌舞伎」、「淡路人形浄瑠璃」、「長田神社古式追儺式」、ゲスト出演として「有馬温泉入初式湯もみ」が披露され、郷土の文化に触れるひと時となりました。（撮影 飯島隆）
開館10周年記念 英国ロイヤル・オペラ 「ドン・ジョヴァンニ」
2015年9月23日
開館10周年記念 英国ロイヤル・オペラ 「ドン・ジョヴァンニ」
世界五大歌劇場の一つで、常に世界の注目を集める英国ロイヤル・オペラが23年ぶりに関西で公演。アントニオ・パッパーノ指揮、カスパー・ホルテン演出の「ドン・ジョヴァンニ」はプロジェクション・マッピングを導入し、モーツァルトの世界を目にも鮮やかに表現しました。（撮影 飯島隆）
開館10周年記念／兵庫県立芸術文化センタープロデュース 開館10周年を寿ぐ「三番叟」
2015年10月2日・3日
開館10周年記念／兵庫県立芸術文化センタープロデュース 開館10周年を寿ぐ「三番叟」
開館10年の10月を飾るにふさわしい狂言公演が実現。野村萬斎による解説、「佐渡狐」、そして、萬斎が格調高く「三番叟」を披露。美しく躍動感あふれる表現や深い演技に観客は圧倒されました。（撮影 岸隆子）
シルヴィ・ギエム ファイナル
2015年12月22日
シルヴィ・ギエム ファイナル
バレエ界のスーパースター、シルヴィ・ギエムの引退公演。２メートル四方の照明の中でのソロ「TWO」では自らの内面を見つめるような動きで観客を引き付け、代表作「ボレロ」（モーリス・ベジャール振付）では、外へ爆発するようなパワフルさを見せました。（撮影 飯島隆）
芸文センターの建つ場所は、かつて県営住宅や社宅が建ち並んでいたところでした。私はその県営住宅で生まれ育ちましたので、ここは「古里」なのです。50年以上前に転居しましたが、それから45年ほど後に、私の兄の娘がPACオーケストラに入団することになりました。
「古里」に建つ芸文センターの舞台に姪が立てたことは家族にとってこの上ない喜びです。しかもKOBELCO大ホールのステージの彼女の担当楽器・オーボエの席は、かつて我が家のあった場所なのです！