作品紹介Introduction
雄弁な音楽、
スペクタクルな舞台
いざ、壮大なる
オペラの大海原へ―
2025年、芸術文化センターの開館20周年記念、そして佐渡裕芸術監督プロデュースオペラの20作目として上演するのは、オペラ史に輝く大作曲家ワーグナーの出世作「さまよえるオランダ人」です。
物語は、18世紀の英国で流布した「海をさまよい続けるオランダ人の幽霊船」の伝承を基にハイネが書いた小説に着想を得て、若きワーグナーが台本を執筆。のちに楽劇として大成するドラマティックな音楽で、綿密に物語を表現しました。
スケールの大きなドイツ・メルヘンの神話的な世界のなか、「愛による救済」が描かれる数々のワーグナー作品の原点。物語は明快であっという間に展開していくため、ワーグナー初心者にもおすすめです。魔法のような音楽とともに繰り広げられる一大スペクタクルを、あなたもどうぞご一緒に。