Enjoy Operaオペラの楽しみ方

「オペラを観るために大切なことは?」

どんな服装?ドレスコードはある?

最近ではドレスコードを指定していない劇場がほとんどですが、女性はワンピース、男性はジャケットの着用など、少し素敵なレストランへ行くような服装であれば安心です。軽装でのオペラ鑑賞も増えていますが、せっかくですので劇場に行くおしゃれも楽しんでみてはいかがでしょうか。
またオペラは短くても2時間以上の作品がほとんどです。長時間の観劇に疲れないように、着心地の良いものをお選びください。体温調節にストールなどをお持ちいただくのもおすすめです。

ルノワール「桟敷席」1874年

豆知識 オペラグラス

ルノワール「桟敷席」1874年

ルノワール「桟敷席」1874年

17世紀初めにガリレオ・ガリレイがイタリアのガラス工芸の技術を用いて発明した望遠鏡が、19世紀になり観劇用に調整されたのが始まりです。上流階級の観客たちはオペラグラスを使って遠い席からオペラを観劇するだけではなく、アクセサリーとしたり、自分のボックス席から他の客席を覗いたりしていました。

オペラ鑑賞の仕方とマナー

劇場に着いたら

ほとんどのオペラ上演では、プログラムが配布または販売されており、そこには作品のあらすじや背景の解説、歌手の紹介が載っています。ぜひ、上演前にお読みください。
また、上演時間が掲示されていることもあるので、1幕の長さや休憩時間などをチェックして、水分補給やお手洗いのタイミングの目安にしてください。

上演中は静かに、耳を澄まして

観客のみなさんも、歌手、オーケストラも音楽に集中しています。上演中は静かに鑑賞しましょう。でも、緊張せずにリラックスして、劇場空間に響きわたる歌手の歌声やオーケストラの音を体感し、繊細なメロディーや歌手、指揮者の息遣いなどにも耳を澄ましてみてください。

開演時間5分前には着席するのがオススメ

いよいよ開幕です。上演が始まってしまうと、客席にご案内ができない場合もあります。次の休憩まで入れず、せっかくの1幕を丸々見逃してしまうなんてことも。開演時間の5分前には着席して、開演をお待ちいただくのがおすすめです。

拍手のタイミングは?ブラボー!って言うの?

いつ拍手していいかわからず、おどおどしてしまいそう…このような不安は、初めてのオペラ鑑賞時なら多くの方が感じることでしょう。
拍手のタイミングはまず、開演時に指揮者がオーケストラピットに登場したとき。そして、歌手にとって聴かせどころとなるアリア(独唱曲)が終わったとき。焦らなくても大丈夫です。慣れないうちは、周りの方が拍手するのを待ってから、一緒に拍手をしてみましょう。カーテンコールでは、お好きなだけ拍手をしてください!

さらに、「素晴らしい!」という気持ちを表現したい方は、カーテンコールでお気に入りの歌手が出てきたときに、「ブラボー!」と声をかけてください。声を出すのは恥ずかしい…という方は、ぜひ芸文センターオリジナルの“ブラボー・バンダナ”を掲げて歌手たちを応援してください!

休憩時間の過ごし方

オペラは上演時間が長いため、幕間に20~30分の長めの休憩が入ります。各劇場のホワイエ(ロビー)では、飲み物や軽食をお召し上がりいただけます。それぞれの劇場や、その作品のグッズが販売されていることもあります。座りっぱなしの足をちょっと伸ばして、観劇の思い出になるお土産をぜひ、見に行ってみましょう。

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