作品紹介

あの手この手でかわいいあの娘にアプローチ。すったもんだの恋の行方は・・・?
セビリャの理髪師ことフィガロは、恋のキューピッドから手紙の代筆まで何でも引き受ける便利屋。あちらこちらからお声がかかる、町一番の人気者。そんなフィガロに、アルマヴィーヴァ伯爵が恋の相談。伯爵は町のお嬢様ロジーナに一目ぼれしたものの、後見人のバルトロの目が厳しく、なかなか想いを伝えられないでいたのだ。フィガロの機転でバルトロの目を盗み、二人は熱愛するが、すったもんだが巻き起こり……?
箱入り娘のロジーナ、恋に一途なアルマイーヴァ伯爵、何でも屋の理髪師フィガロ、医師でロジーナの後見人バルトロ
歌って、笑って、恋をして ロッシーニが仕掛ける恋の魔法!
はずむように軽やかな音楽にのせて、魅力あふれる登場人物たちが生き生きと動き回る「セビリャの理髪師」。初演から200年近く経つ今もなお色あせないみずみずしさに満ちた本作は、理髪師フィガロの早口も痛快な「私は町の何でも屋」(第1幕)、ロジーナの声がコロコロと軽やかに転がる「今の歌声は」(第1幕)、オーケストラが嵐の様子を描く「嵐の音楽」など、観どころ聴きどころが満載の傑作オペラです。心ときめく美しい音楽に、お腹いっぱいのユーモアと、あふれんばかりの幸福感…。イタリアオペラの妙味がたっぷりとつまったこの作品を、毎夏話題のオペラシリーズを手掛けてきたマエストロ佐渡裕が、ロッシーニさながらに!?大胆に料理。「字幕を見なくても大笑いできるように」という思いを込めて、楽しさ直球ストレートの日本語上演でお届けします!
生涯に50作近くものオペラを作曲したイタリアの巨匠。“ロッシーニ風ステーキ”のレシピを生んだ美食家としても有名。ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868)
元気いっぱいにかけ回るセビリャの町の住人たち
高度な歌唱力と芝居心が必要とされる難役たちを演じるのは、日本屈指のソリスト陣による豪華ダブルキャスト! 自ら幸せをつかみ取ろうとする積極的なヒロイン、ロジーナに、今最も輝く2大歌姫、林美智子と森麻季。あの手この手で恋を叶えようとするお茶目なアルマヴィーヴァ伯爵に、美形テノール鈴木准と実力派ベルカント・テノール中井亮一。底抜けに明るく豪快な理髪師フィガロに、ドイツで活躍中の若手実力派髙田智弘と佐渡オペラから羽ばたくバリトン筆頭株大山大輔。悪役ながらもどこか憎めない三枚目役の医師バルトロなど、セビリャの町の愛すべき住人たちの活躍にもご注目ください。
まるでサーカス! おもちゃ箱!佐渡マジックで幕を開ける夢の旅一座
佐渡裕絶賛!フレッシュな逸材!飯塚励生(演出)
佐渡裕が演出に抜擢したのは、メトロポリタン歌劇場をはじめオペラ界の最前線で活躍する、ニューヨーク出身のフレッシュな才能、飯塚励生。抜群のセンスで世界を舞台に活躍するイタリア人デザイナーらとタッグを組み、ヨーロッパの昔の旅一座がよみがえったかのような、にぎやかな舞台を創りあげます。大胆なアイデアでステージを彩る演出家チームの手腕と、佐渡マジックの化学反応は必見!これはサーカス? おもちゃ箱?と見まがうような驚きに満ちた夢のオペラが、この夏ついに幕を開けます!
理髪師なのに何でも屋?フィガロが重宝される理由
・ひげそり・かつらのお手入れ・恋のキューピッド・手紙の代筆・血抜き!?
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